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神田愛山独演会@らくごカフェ(2022/11/25)【講談編#35】
こんばんは。飯山大五郎です。
先日、神田愛山独演会に行ってきました。会場は、お馴染みのらくごカフェです。こちらでの愛山先生の独演会は、奇数月は最終金曜日の夜席、偶数月は最終木曜日の昼席に開催されています。ということで今月は11月なので夜席での開催。相変わらず予約で完売とのこと。すごいなあ。
夜席の独演会では、『花川戸助六伝』を連続で読まれています。この読み物は、プロの方には稽古されていないとのことなので、愛山先生でしか聞けないのです。そう言われたら行くしかないではありませんか!!
そんなわけで、この日の演目はこんな感じでした。
○「花川戸助六伝 寺西閑心」神田愛山
前席は連続物・『花川戸助六伝』より「寺西閑心」。前回、助六にあっけなくやられてしまった鳥居新左衛門。よせば良いのに、下手人たちを集めて助六のところへ殴り込みに行こうと考えたが、剣術の実力者・寺西閑心に止められ、寺西が助六と鳥居の間に入ることに。これで一件落着…とはならず、再び助六は松鶴屋と掛け合うことに。…というところで時間いっぱい。年明け1月に続きます。
○「赤穂義士銘々伝 二度目の清書」神田愛山
後席は赤穂義士銘々伝より「二度目の清書」。愛山先生は毎年11月の独演会の後席にこの読み物を読まれています。『赤穂義士伝』は「別れ」がテーマであると先生が常々仰っていますが、この日は「怒り」がテーマだとも仰っていました。息子・夫は不忠な男、不義理な男であるという妻と母の「怒り」が確かにそこにありました。寺坂の口上も見事。無事に討入本懐を遂げられました。
「二度目の清書」を昨年初めて聞いた時は、読み物自体の難しさに打ちのめされましたが、少しずつ少しずつ、わかるようになってきた気がするのが嬉しい。来年も楽しみになりました。それではまた。