神田伯山PLUS@イイノホール(2022/05/23)【講談編#8】

こんにちは。飯山大五郎です。

昨日は、神田伯山PLUSに行ってきました。会場は、お馴染みのイイノホール。ゲストは、この秋真打昇進予定の一龍斎貞弥さん。いちかさんに続き、講談協会の二つ目さんです。今日はどんな話が聞けますやら、ワクワクしながら向かいました。

○ 「天保水滸伝 平手の最期」 神田伯山

滝流しが流れたので、トーク?と思ったらまさかの前座なしで高座へ。前席は「天保水滸伝 平手の最期」。伯山ティービィーのまとめ方とは異なり、平手の破門〜鹿島の棒祭り〜平手の最期、といったまとめ方。鹿島の棒祭りで犬と戯れる平手と、繁蔵を守るために病に犯された身体に鞭打って命をかけて斬りまくる平手、たまらない。ああいう人間になりたいと思う。

○ 「角屋船の由来」 一龍斎貞弥

超有名な例の(笑)セリフから入った今日のゲスト、貞弥さんは「角屋船の由来」という一席。本能寺で信長を倒した光秀が、今度は家康をとなっているところを家康一行が命を懸けて三河に戻っていくところ。命懸けなんだけど、角屋の台詞なんかを聞いていると、なんか可笑しくなってくる。ハラハラドキドキと、笑っていいのかなここ?みたいな気持ちが渦巻く。

〈お仲入り〉

休憩です笑(10分)

○ 「四谷怪談 お岩誕生」 神田伯山

仲入りを挟んで、後席は「四谷怪談 お岩誕生」。伯山先生が上野広小路亭でネタ出ししていたとき以来。おまんまに血が滴るところにゾッとし、高田が上にいる伝助に怒鳴ったり、見つけた後に淡々と◯してしまおうとする台詞まわし、切り替わりがかえって恐ろしい。お腹の中のお岩さんが、「開けてはならぬ」と腹を蹴りまくる描写なんか、迫ってくる恐怖感が徐々に徐々に、着実に現れていてすごかった。

いや、すごかった。この日も充実した一日でございました。

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