クラシック音楽が現代にもたらす希望とは?
私は音楽通ではありません.
ただクラシック音楽やオペラが好き。テキトーに聴く”俄かファン”です。
そのような中で
「クラシック音楽は現代人にとって何だろう?」
そんな疑問もわいてきたので、勝手な思い込みのようなことを
書き留めておこうと思います。
まずクラシック音楽の作曲家たちが生まれた年代を調べてみました。
クラシック音楽の生まれた時代
この時代背景の中でも、特にフランス革命は、
1789年7月14日から1795年8月22日にかけて起き、
フランス革命を代表とするブルジョア革命で、
封建的な身分制や領主制を一掃して、
自由への道、つまり資本主義の発展
資本主義憲法の確立を成し遂げたと言われ、
クラシック音楽が社会にどのような影響をもたらしたのか
興味深いところです。
フランス革命を題材にしたオペラ
フランス革命を題材にしたオペラもあります。
ベートーベンや
ベートーベンより14年早く生まれたモーツアルトが
革命の兆しの作品を残しています。
youtubeから和訳の載っていた作品より。
ウンベルト・ジョルダーノ作曲 『アンドレア・シェニエ』
ベートーベン作曲 『フィデリオ』
モーツアルト作曲『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『魔笛』
現代にはクラシック音楽が生まれないの?
「クラシック」という言葉の意味を
調べてみたら、
「階級」「格式」などの意味もあり、
単純に「古い」だけではないのですね。
「最高クラスの」「一流の」音楽という意味でもあるんです。
では、
モーツアルト没後178年(2022年現在)も経って
「モーツアルトを超える最高傑作が生まれた。」って
聞こえてこないのはなぜでしょう。
知らないのは私だけでしょうか( ´艸`)
どうやらその理由の一つには、
当時の巨匠たちは、弟子に教えることが難しかった、
そのような時間はなかった、
という説もあるようです。
単純にそれだけとも思えませんが、
理由の一つかもしれません。
それにしても不思議です。
著作権について
ちょっと著作権について調べてみたところ、
保護期間は死後70年とのこと。
つまり、モーツアルトやベートーベン、バッハ、ワーグナー・・・
など巨匠たちの音楽は、すでに著作権の保護期間を過ぎています。
現代人は、この巨匠たちの最高芸術を著作権という縛りに囚われず(*)
楽しむことができているというわけです。
(*当然ですが編曲などによる著作権はあります。)
そこでかなり飛躍した考えが浮かんでしまいました(;'∀')
クラシック音楽という芸術は、
現在人にとって不必要な縛りを受けないように
自由な解釈や表現ができるように
あえて1700~1800年頃に世に出たのではないか。
という考えです。
(では誰がそう仕組んだのかという、微妙な問題も残りますけど・・・)
反田恭平さん
ここで、反田恭平さんを取り上げてみたいと思います。
彼は、
2021年10月、第18回ショパン国際ピアノコンクールで第2位に入賞。
という、日本の音楽界でとんでもない偉業を成し遂げた人です。
しかし、
彼の自叙伝的エッセイ『終止符のない人生』(幻冬舎)
には、「さぞかし幼少期から英才教育を受けた神童だっただろう。」という私の予想を大きく覆す内容が書いてありました。
そんな中で
「新しい時代のクラシック」とは?
という疑問に何かを見出してくれそうな気もしています。
クラシック音楽は「これからの」基本
反田さんの偉業や生い立ちや考え方を少しだけ知って
私は今までと異なった考え方をしています。
『優れた一流の音楽の形や基本はすでにあるので、
現代にクラシック音楽が生まれないのではなく、
ようやくそれを実際に活用する時代が来た。』
ということではないかと。。
これから芸術は、最も優れた知性として
今後の教育の基本になっていくような
社会の大革命が起こっていくのではないでしょうか。
そんな大きな期待と希望を持っています。