金継ぎって聞いたことありますか? 栃木県は益子町の陶器市を訪ねました。私が学生時代に高円寺の6畳一間の貧乏アパートで同棲(?)していた友人が出店していると聞きつけて。 金継ぎとは、和洋問わず壊れた(割れたり、ヒビが入ったりした)陶器を漆などで修復し、新しい息吹を吹き込む伝統工芸だそうです。彼は、その技を身につけて修復を請け負ったり完成品を販売したりしています。曰く、「それぞれの家庭には思い入れのある陶器があるよね、壊れても捨てたくないような。陶器だから元には戻らないんだけど、
まぁ負け惜しみだけど、飛行機でひとっ飛びせずに陸路を取るとき、それぞれの土地独特の異なる文化や景色に接するのが楽しみだ(同じ自動車旅でも、若き日に駐在していた米国とは大違い)。 名物グルメたちは各ICやSAをそのまま通過することを許してくれず(体重増は2キロ以上を覚悟)、土地土地で耳にする方言は心を和ませる(青森での朝の「おはようございました」には懐かしさで胸一杯)。 加えてぼくの場合は、道すがら表れる山々の姿に目を奪われる。なかでも今回初見だった堂々の独立峰・岩手山や、陽を
当時、その地域に住む少年たちにとって、どちらを支持するかは、自分が属するグループや付き合う友人を左右する大きな決断だった。常勝軍団の読売巨人軍か、地元九州の弱小球団クラウンライターライオンズか。言うならば「強いミーハーか弱くても地元愛か」の選択であった。クラス内の男子の言い争いは、数的にはほぼ互角に見えた。が、いかんせん一方は毎試合がテレビ放映され、王・張本・堀内・新浦・小林繁などキラ星たちをあの長嶋監督が率いる銀河系軍団であり、他方は地元ですらテレビ放映はほぼゼロで、ファン