本当のことを言う人は恐怖で脅さない 高学歴の闇

  本当のことをはなす人は不安を煽りません。いや、それは違うだろ、人のためを思って怖いことを言うこともあるではないか、そう思う人もいるのではないでしょうか。一度体験談を話します。私は偏差値の低い共立中高一貫校の出身です。そこの先生方は中学受験で負けてしまった私たちになんとかして良い大学に入って、中学受験で勝った子たちを見返して欲しいと強く願っていました。故に私達に洗脳に近い教育をほどこしました。部活動を禁止し、高校から入る子のコースと関わらせないようにし、少ない人数、狭い空間の中で常に勉強しなさい、学歴をつけなさい、学歴がなければ酷いことになると脅し続け、勉強をたくさんした子だけを褒め続けました。結果としてその学校は入る偏差値はすごく低くいですが、東大、京大、医学部、など高学歴の人材をちょくちょくだせていました。先生方の努力が身を結んでいました。ここで視点を変えてみましょう。狭い空間で常に同じことを言われ続けた子供たちはどうなるでしょう?考えに偏りを大きくもつ大人に成長しますね。物事の全体を捉えられず、表面しか理解できなくなります。これは私の知人たちの一例にすぎませんが、彼らは造形、心の姿勢、家柄の良さ、どれをとっても魅力的な男たちでした。しかし、その魅力と年齢に相応しくないほど女を知らなかったのです。なぜなら彼らには学校と家庭という二つの世界しかなかったからです。彼らの場合どちらも異性について積極的ではなかったのです。だから女性と関わることそのものが自分には関係ないことと信じきっていたのです。こういうことなのです。先生方は学歴をつければ女性も持てると考えましたが、10代後半の一番多感な時期に異性を知らない子供も作ってしまいました。異性の例だけをあげましたが、他のところでも同じようなことがおこります。人は変わりますが子供の頃の体験は後に引きずりやすいです。恐怖による脅しを使った支配は短期的な成功はするかもしれませんが、長い目で見ると絶対に綻びを生じるのです。ですので本当に相手のことを考える人、本当のことを話す人は恐怖を煽ったりしません。

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