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マグノリアの花たち(1989年)

ハーバート・ロス監督作。「グッバイ・ガール」とか「フットルース」の監督。人情劇が得意な監督なのかな。
シャーリー・マクレーン、サリー・フィールド、ドリー・パードン等錚々たるメンバーの中で、「プリティ・ウーマン」前夜のジュリア・ロバーツが輝いています。プレッシャーかなりのものだったでしょうが、そこで力を発揮できるのがスターってことですかね。
みんな南部訛りでかわいいです。
そして髪型!皆ものすごく膨らんでます。80年代ってまだあんな髪型だったっけーと思いながら見てましたが、あれは当時でも「ビッグ・ヘア」と呼ばれて流行遅れだったみたいですね。南部の保守的な価値観の象徴ですかね。
ファッションもものすごいです。肩パッド、パステルカラー、花柄、幾何学模様のプリント、花のアップリケ等々…。
そして男性陣。元々の舞台劇には、女性6人しか出てこなかったらしく、映画で追加されたキャラクターだということもあると思いますが、全員影が薄い…頼りなかったり実務的じゃなかったり…。
原題の「Steel Magnolias」鋼の木蓮が、南部の女性を表している通り、地に足がついて、生活を回しているのは女性たちばかりでした。
いつも犬を連れているウィーザのシャーリー・マクレーンがよかったです。いつも不機嫌でケンカっ早いけど、本当は頭の回転のいい暖かい心の持ち主を上手く演じてました。オリンピア・デュカキスとのやり取りもよかったです。
でも目立たなかったけど、ドリー・パートンの夫役のサム・シェパード、めちゃくちゃカッコいいですね。

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