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Photo by
takayuki365
クライ・ベイビー(1990年)
ジョン・ウォーターズの珍しいメジャー作品。
ジョニー・デップは同じ年、「シザーハンズ」でスターダムに躍り出ることになります。
若くてピカピカのジョニデのかわいいこと!相手役のエイミー・ロケイン、ハッキリ言って負けてます…。80年代アメリカンな感じの女優さんですが、この後大成しなかったようですね。
映画初出演で、ジョニデとのキスシーンで緊張しすぎて吐いてしまった…というような記事を見ましたが、羨ましい…。
友達ワンダ役のトレイシー・ローズ、かわいい人だなと思って調べたら、有名なポルノ女優さんだったみたいですね。未成年でポルノに出ていたことが発覚して大騒ぎになったそうです。
歪んだ顔のハチェットが判事に「すごい顔だな」と言われて「これがあたしの個性よ」というシーンにシビれました。この時代多様性もルッキズムも誰も言ってなかったのに!さすがジョン・ウォーターズ!
ハチェットの恋人は、一般的にはもっと美人のワンダには目もくれずハチェット一途なのもいいですね。
妹のペッパーは高校生なのに多分シングル・マザーだし、おばあちゃんは息子くらいの年下の男と再婚してるし、クライ・ベイビーとアリソンのロミジュリ状態も大した問題じゃないと思えるくらい、皆多様性を実現しています。
映画の中だけでなく、現実世界でも、撮影現場にまでFBIが捜査に来るトレイシー・ローズやゲイの監督等、多様性の固まりですね。
すごい名作ではないですが、別にウンコとかに走らなくても十分立派な?楽しい作品です。
これ以降の「シリアル・ママ」等見てみたくなりました。