ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年)
「ボヘミアン・ラプソディ」の柳の下にどじょうはいなかった…。
ホイットニーが、全くホイットニーに見えないのが致命的です…。
ナオミ・アッキーという女優さん、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」に出てたらしいです。
この人単体で見ると、それなりにキレイだし、背中や腕も鍛えられてて、決して太ってるわけじゃない。
訳じゃないけど、何かずんぐりして見える…。
ホイットニーはすごくスタイルよくて細かったので…。
衣装も、タイトなドレスやボディスーツが多く、よけいにちんちくりんに見えました。
ホイットニー173センチ、ナオミ168センチと、身長差はそんなにないのですが。
顔も似てないだけでなく、全体的に華がないというかスター性みたいなものが感じられませんでした。
ホイットニーを見出したクライヴ・デイヴィスが、映画のプロデューサーにも名を連ねていることもあり、作中のクライブは非常に紳士的で能力ある人物として描かれています。
実際はどうだったのかなあ…。
ボビー・ブラウンは、私があんまりよく知らないのもあり、ダメ男、チンピラ感はよく出てました。
あれ、ボビー意外といい人になってない?
わざわざ「ドラッグはあなた(ボビー)と出会う前からやってたの」とホイットニーが言うシーンがある等、まだ現役だからかボビー側に気を遣ってる感じに見えちゃう…。
全方位的に偏らないようにした結果、全然面白くない伝記になっちゃいましたね…。
最後めっちゃ気をもたせた挙句、バスタブで溺れるシーンはないし…。
ロビンとの同性愛も、事実のはずなのに、何だか今の時代だからとわざと入れたように感じてしまった…というのは、映画に入り込めなかったからなのかなあ…。
これ劇場公開されたのですかね?テレビ映画ぽい仕上がりでした。
PVやライブのシーンは、セットや衣装やメイクは完コピ なのに、何だか劣化コピー…。
同じ実在のミュージシャンを題材としているのに、アカデミー賞を獲った「ボヘミアン・ラプソディ」(脚本は同じアンソニー・マクカーテン)との違いは何でしょうね…。