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鑑定士と顔のない依頼人(2013年)

ネタバレせなしで感想を書くのは、この作品は無理ですね…。
先日亡くなったドナルド・サザーランドが出てます。
ドナルド・サザーランドがただの相棒のわけがない!…と最初に思っちゃったので、ラストもどんでん返しというより「まーそうなりますよね」と思ってしまいました。
カフェの小人症の女性も、ずっと出てくるからには何か意味があると、誰でも途中から気づきますよね。
ロバートを演じていたジム・スタージェス、初めて見ましたが、いいですね。ちょうといいくらいにアヤシイ!イケメンだけど爽やかではない感じ。プレイボーイが貫徹されてましたね。
恋人のサラがグルなのか違うのか…私はグルかなと思いましたが、演じていたモデルのリヤ・ケベデさん、下手でしたね…キレイでしたが…。
フレッドを演じていたフィリップ・ジャクソン、最初気づかなくて、名前を調べて「あ!ジャップ警部!」でした。あの頃より恰幅よくなられて…前髪パッツンだし…。
暴漢に襲われるシーン、最初は家からクレアを出すための、オールドマンの自作自演かと思ったのですが、ではなく、クレアが思わず家から出たというのを装うため、詐欺グループたちが仕込んでいたのですね。
プラハの「ナイト&デイ」と精神病院のシーン、時系列的にどちらが最後なのか、ネットでも諸説あるようですね。
私は病院の方が後かなと思って見ていましたが…。
原題「The Best Offer」、色んな意味が込められたタイトルですね。
オークションの時の決まり文句、ビリーに落札してほしい時の暗号、クレアの邸宅の骨董品、オートマタ、大がかりな詐欺計画、クレア自身、そしてクレアとの恋。
美術品に囲まれて孤独な人生より、偽りでもひとときの恋を知れてよかったでしょ ってことなのかなと思いながら見てました。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督は、「ニュー・シネマ・パラダイス」大好きですが、ちょっと感傷的な雰囲気がありますね。

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