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自分が心地好く

「魔女の宅急便」の作者角田栄子さんの「カラフルな魔女」という映画がテレビで放送されていたのを拝見した。

その中で、栄子さんが、

自分が気持ち良く書いた作品でないと面白くない、

というようなことを仰っていて、

無理に捻り出したり、
背伸びしたりせずに、

今の自分に等身大で気持ち良く書けたものでなければ面白いものにはならないってことかなあ、

と納得した。

noteもそうだし、
住んでいるところや、
仕事や、
自分の生活にも言えることかもしれないな、
と思った。

お正月休みで、途中まで読み進めていた
「アナスタシア ロシアの響きわたる杉シリーズ」の8巻の下巻まで読んだ。

最後の9巻はまだ手元にないので、
届き次第最後まで読みきりたい。

この本を読んでいると、
自分の土地を持って、
そこで愛を持って木々や植物を育てながら
暮らすのって良いなあと思う。

でも、
いきなり私が1ヘクタールの土地を手に入れて、
本のような暮らしをするのは、
現実的には不可能だ。

だから、
畑を借りたり、
休日に自然を感じたり、
自分の心地好い範囲で本の要素を取り入れていけたらいいな、と思う。

でも、実際に、この本のように、
自分の土地を手に入れたり、
何らかの形で山や森に住んで、

野菜やお米を育てたり、
木々を植えたりして、
循環型の暮らしをしたり、

本の通りに子供を自宅で出産したり、
実際に色々と行動に移している人達を
ネットで見るとすごいなあと思う。

自分の最寄り駅の近くにも、
古い建物を再利用して、
自分で育てた有機野菜を販売したり、
天然素材の服を売っている所があるのをネット見つけたので、実際に足を運んでみた。

でも、ネットで見るよりも、
閑散としていて、
私が想像していたイメージとは違った。

インスタやネットで見たイメージと違うというのは、結構よくあって、

私が勝手に理想を描き過ぎているせいなのだけれども、でもやっぱり皆、ネットには良いことしか書かない訳で、

先ほど書いた理想の循環型の生活だって、
もちろん良い面もあると思うのだけれども、
その裏側っていうのが絶対にあって、

大変さとか、しがらみとか、
そういうのも丸っと引き受ける覚悟を持った人達が、本気取り組んでいることなんだろうな、
と思う。

そうすると、
冒頭で書いた、
「自分にとっての心地好さ」を見失わないことって大事だな、と思う。

ネットの影響って、
華美さとか豪華さだけじゃなくて、
一見環境に良さそうなこととか、
人々のためになりそうなこととかも沢山溢れていて、

もちろん実際に、
地球を救うような活動も沢山あると思うのだけれども、何の準備も覚悟もない人がイキナリって、
難しいこともあって、

それでめちゃくちゃ上級者向けのものに参加して、「やっぱり違った」とか「私には向いてなかった」とか心にせっかく灯った火種を消しちゃうのって、もったいないなって、私は思っていて、

だったら、
誰かの発信を鵜呑みにするんじゃなくて、
自分の頭で判断して、
自分で心地好いことから少しずつ始めることの方が、長期的に見たら意味があるんじゃないかな、
って思った。

すごいことも、
理想的なことも、
最初はそれをやろうと思ったその人が
相当の覚悟を持って始めたことだから、

誰かの完成品にあやかろうとするのは、
やっぱり無理がある。

一番力が出るのは、
自分発信で、自分で調べて失敗して、
そうやって自分の力で成し遂げたことだと思うから。

もちろん先人達から学ぶことは大切だと思うのだけれども、どんなにすばらしい人であっても、
誰かのコピーをやろうとしたり、
誰かの二番煎じになるっていうのは、
やっぱり違う気がするんだよなあ。

楽そうに見えて遠回りというか。

だから私は、何かのセミナーとか、
誰かを先生と崇めたりとか、
そういうのが苦手。

傲慢だと思われてしまうかもしれないけれど、
自分の上に誰かを置きたくないし、
誰かの上に立ちたいとも思わない。

皆、対等がいいな、と思う。

上手い下手とか、
成長の度合いに差があるとか、
先に始めたとか後から始めたとか、
大人とか子供とか、

そういうので優劣をつけるのは、
嫌だなって、思う。

すごいことをイキナリしようとするのではなくて、
まずは、自分の中に豊かで心地好いイメージを持って、それを心の中に持ち続けることが大切な気がする。

まずは、自分の心地好いイメージが大事だ。

実現できるかできないかは、
まず置いておいて、
自分が心地好いと思うイメージを心に豊かに描く。

そして、出来ることから始める。

小さなことでも、行動するのとしないのとでは、
全然違うと思うから。

心の明るい豊かなイメージは、
時として、思わぬ幸運や現実を運んで来てくれることもある。

まずは、イメージから。

私はこれからも、自分の「心地好い」
を信じて、身の回りの出来ることから、
コツコツ取り組んでいきたいな。


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