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『Echoes of Life』初日 一人寝る夜のあくるまは〜推し活の朝は早い

推しのツアー遠征中の朝は早い。またスポーツ新聞争奪戦が始まる。

朝5時、アラーム音に飛び起きる。いや正確には5分前に鳴った。止めただろ私、寝たな私、危なかった。
慌てて人けの無い外へ駆け出した。が、すでにちらほら御同担と思われる方々。何だろ、すぐ分かるよね、纏う羽生くんファンオーラが怪しい。
昨夜の友は今朝の敵、私は昨夜帰り道水を買った某コンビニへ急いだ。ちなみに私もかなり怪しい。昨夜買ったばかりのエコーズの黒パーカーでフードを深く被り、ピンクベージュのマスクで顔を覆う、黒尽くめにプーマの白いスニーカー姿。もはや年齢など外見からは不明だ。土曜日の夜を遊び疲れてはいないだろうグループの一人がふらっと近くへ寄ってきた。何か言った?すでに背中で気配を聞いていた。私は先を急ぐオバさんだ。

有った、在ったよ!贅沢は言わない。4紙を買った。例の件以来置き去りにされる日刊スポーツだってあれ以来の購入だ。noteにアップされたホカホカの記事を深夜に目覚めて読んだ。さっき寝付いたばかりだ。ホテルに着いたのは22時。GOODS売場に並んですっかり遅くなった。だから寝不足だとむくんだ顔が言っている。一番乗りのスキをした。蒼穹さんも寝て無いな。そして記事を読んだら、さてどうするかと考えた。
日刊スポーツ買いましたか?

いつもなら何軒ものコンビニをハシゴし総距離はキロメートルを超す。
「有りましたか?」
「これが最後の1つでした」
「ぜんぜん無いです」
「私はあっち方面探します」
「では」
ほの暗い早朝に交わされる面識ない一目で分かるその方々との通りすがりの会話。今朝はそれがなく推し活はいったん終了した。

さて今日のオフ日の過ごし方は、先ず東京駅だ。それから恵比寿に神保町、それからどこだっけ。
できたら久しぶりの友だちに会って、またさいたま新都心へ帰ってこよう。この贅沢な時間に感謝しながら今日を生きよう。

羽生結弦に行くと言う。また行くのかと自分が言う。
羽生結弦は免罪符だ。私の周りの人たちは何も言わない。
行ってらっしゃい、気を付けて、楽しんできて。
羽生結弦は信用だ。

(ひとり言)
プロフィギュアスケーター
プロデューサー
アクター
エンターティナー
クリエイター
モデル
30代を歩み始めた才能を、私が生きる限り追い続けるぞと、決意を新たにした12月7日の『Echoes of Life』でした。
「生まれてきてよかった!」と言った羽生くんに、
「生まれてきてくれてありがとう!」
と心から返します。


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