見出し画像

Echoes of Life 2日目ライブビューイングで観たものは

天は二物を与えると、お仲間と頷きあった今朝。お料理まで極めたら最強すぎると羽生くんがチャーハンを作る、味の素さんの動画で思ったが、さすがにそれはないなと冷静に思い直した。
昨夜のつぶやきに付いたいいねに驚いたけれど、これもまた地の自分の発言で、今朝もまた、世界の羽生結弦に対して言っていいのかと思いながら言ってしまう。

普通の男の子を垣間見せる羽生結弦がとても愛しい。信頼で繋がれていると感じる、たぶん羽生くんにとってもファンにとっても幸せな時間だ。

天は二物を与えずと言う本来の意味を覆して、天は二物も三物も、いったいいくつの才をお与えになったのかと思う。
けれども、その人の努力無くして開花することはないと、羽生結弦を見続けている誰もが知っている。
惹きつけてやまない羽生結弦の全ては羽生結弦自身が創り上げて来たものに他ならない。

『Echoes of Life 』2日目 ライブビューイングで観たものは初日のそれとは別物の感慨だった。
タイトル『Echoes of Life』という一人称で語られる1つの映像作品だった。
「キャー」この絶叫は誰に向っているのだろう。スクリーンで見ていると消去したくなる音に聴こえてしまう。世界観を大事にしたい。私は今「わたし」の物語を観ているのだから。会場にいると普通に受け入れている声なのに、そう感じてしまった。
アイスショーじゃない、アイスストーリーは作品だ。はっきりと線引されるべきものだと思った。違いがわかった気がした。

私はショートサイド席に陣取っている感覚になった。
アイスリンクを取り囲んでいたのは廃墟の残骸、壊滅したばかりのごとく白煙を上げている。
もうすぐ「わたし」が現れる。その前にカプセル内に閉じ込められたような人間、イレブンプレイのダンサーさんだ。初日マッチ箱サイズに映っていた視界の全貌を確認した。
ライビューの中のモニターに映った「わたし」の手指の動きをカプセルでせり上がってくる羽生結弦が演じている。やはり初日に見えていなかったものが全て確認できる。
もうここからの記憶は前後めちゃくちゃだと思う。
先に書いた初日にA席から視たものはの記憶の曖昧さを思い知ったからだ。羽生結弦の初回の全てを記憶に留めて帰れる人っているのか?

セトリも知らず、曲も分からず、見たものがミキサーにかけられたようになっていて、それでも粉砕されず大きく残った素材をつなぎ合わせて描いたのが昨日の自分の文章だと気付いた。前後も上下も辻褄が合っていなくて申し訳ないと、読んでくださった方にお詫びしたい。
モノクロの音符の世界とピアノの音と羽生結弦の戦歴を思う衣装で舞い踊る彼が初日の自分が持ち帰れたやっとの記憶だ。

復習がなければたどり着けない羽生結弦アイスストーリーの世界観、人間羽生結弦の人生観を見せながら、一人ひとり異なるだろう自分が持つ哲学、生き方、考えろ、さあ考えろと羽生結弦が問うてくる。

昨夜ライブビューイングで出会った方と話したことは、天井席から見える小指の先サイズの羽生結弦をなぜ見に行くのかと友人に聞かれると。価値観の違いは大きいことは知っている。
11日、9日、7日と逆算でチケットが増えた。前々日に手にしたチケットのプライスレスな価値を自分が信じていれば良い。たまアリに、世界中から集まったエナジーが押し寄せているのを感じずにはいられなかった。ライブは生き物だと握りしめた手が汗ばんでいたし、視界の邪魔をするこみ上げるものを飲み込もうとしていた。

ライブビューイングで見えたものは、Xツイッターで交わされていた「よくあの衣装で滑れるよね」
本当だよなと改めて思う。

ミリグラムで重量を削った競技者時代に思いを馳せる。今はその重量あるが故の美しさを存分に活かしてどう見せるかの域までたどり着いた羽生くんだ。GUCCIをはじめとしてその服を美しくカッコよく身に纏う術までをそのままスケートに落とし込んできてるのか。全てはスケートへ、それを受け取るのは私たち観客だ。

「Goliath」の後だったか荒い呼吸で座り込んだ羽生くん(わたし)は険しい顔のまま前を向いていた。初日見たのは顔を伏せ込んだ羽生くんだったと思ったのは、私の記憶の交錯か、琵琶湖に帰ったら(湖水の中へは帰りません。きっぱり。)まずそこを確認したい。

私が初日A席から見たはずのものが、逆に見えなかったものがある。その場所からしか見えないものがあるのがよくわかった。

書けばきりがないけれど、本編が終わって現れた羽生くんは、悔しそうで、幕裏で吐くほど悔しい姿を見せたのかと切なくなった。本編でもリカバーしてたよねと思った。
アンコールでリベンジをこれでもかと仕掛けてくるし、成功のうれしそうなこと、なんにも変わっていない羽生結弦が大好きだ。

ライビューはとびっきりの羽生くんの表情をみられた。だから「かわいい!」とつい叫んでしまったXツイッター。

30歳の、世界の羽生結弦にほんとうに申し訳ないけれど、これからもかわいいと叫ぶことをお許しいただきたいと羽生さんにお願いしておきたいなと思う。

さあ12月11日たまアリ楽日へ!

(ひとり言)
急に思いつき、初、柴又へ向っているのですが、書いてたら乗り過ごし、まだ到着しない長い道中を過ごしています💦



いいなと思ったら応援しよう!