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『日差し』正源宗之の雑歌詩集より

降るでもなくて照るでもなくて
この薄ら寒い天気は
私の心に似たような
私の体に似たような
今日がまた過ぎてゆく

時折り日差しが射したなら
私の心も少しは晴れるのに

夜ともなれば床に伏す
眠るでもなく頭ばかりが起き出して
それでもいつしか浅い眠りに落ちた
白白明けの窓
待ってたように起きたけれど
昨日の天気と同じよう
私の心と同じよう
今日も一日過ぎるのか

時折り日差しを受けるよな
あした天気になれ
私の心もきっと晴れるはず

   『日差し』 正源宗之




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