まおこ

言葉と気持ちの距離を近づけるための記録。 身軽に生きるため、ちょっとここに置いて…

まおこ

言葉と気持ちの距離を近づけるための記録。 身軽に生きるため、ちょっとここに置いておきたいこと。

最近の記事

剥き出しの言葉

決して綺麗ではない言葉でも 何の飾り気もないただまっすぐな言葉に、心を慰められることがある。 ああ、私はよっぽど疲れているんだなとか思いながら 私のどうしようもなくなった心はいつの間にか 少しの明るさを纏っている。

    • あふれる。

      たとえば すべてを包みこむような お風呂場いっぱいの湯気。 私と世界が溶け合うような時間。 たとえば そこにいるだけでまわりを照らすいのちの輝き。 誰にも気づかれないほどにさりげない、心遣い。 そんな 私の心に触れる美しさ。 美しいものを 美しいと感じられたとき 体の真ん中から湧いてきたあたたかいものが、じんわりと体の隅々まで染みわたっていって そのまま、溢れてしまう。 それは 目に見えないのに きらめいていて 肌で、心で感じる美しさに たまらなくな

      • そうだ、そうしよう

        嫌な言葉が思い浮かぶたび、わたしはわたしを嫌いになった。 それを口汚く叫んでみたら、わたしはわたしを好きになった。 そうだ、声を張っていこう。

        • お布団に告ぐ

          なんだ、やっぱりおまえだけか。 明日はちゃんと干してやるから、いつまでもわたしを包んでくれ。

        剥き出しの言葉

          さむくてあたたかい季節に

          見渡す限りの銀世界に しんしんと降りつもる静けさ。 何よりも 肌で感じる美しさに 全身で圧倒される。 歩いても 立ち止まっても つめたいのにあたたかい空気が 体の隅々まで行き渡って 外からも内からも、溶け合っていく。 そんなことを感じていられるのは お家に帰れば あたたかい部屋やお風呂があるからで あたりまえみたいな幸せに、包まれていることを思い出す。 冬。さむくてあたたかい季節。

          さむくてあたたかい季節に

          満たす。

          徳島にある泊まれる本屋さん 「まるとしかく」に泊まった。 あたたかい部屋で 本に囲まれて コーヒーやらを飲む 穏やかで、豊かな時間。 そして 店主さんとのたわいない会話。 「この人には世界がどれだけ美しく見えてるんだろう、と思って。なんか好きなんですよね、岡潔」 と言いながら大学時代を少しだけ思い出したり 「しんどいときほど、それが一生続くって感じるの、なんででしょうね。そんなわけないはずなのに」 と感じるままに話したり。 空っぽに冷え切ってなんにも感じなくな

          生卵的関係(2019)

          関係において大切なことは、 波長と尊重。 恋愛も、友情も、仕事も。 互いの空気が溶け合うと同時に、 各々の時間や存在を生かす。 それが心地いい。 2つの黄身を溶きまぜない。 柔らかいからつぶさないように。 黄身が2つに白身が1つ。 そんな関係がいいよ。 2019/01/19 24歳メモ

          生卵的関係(2019)

          わたしのまんなか

          かんじょうをたどること ていねいに ていねいに はやくもなく、おそくもなく ただその人のきもちを かんじていること ちかすぎもせず、とおすぎもせず ただおたがいのそんざいを、たいおんを かんじていること さびしくなったとおもっても じぶんでたてること かすかにかんじる わたしのまんなかに じんわり なけてくる

          わたしのまんなか

          時間を味わう

          京都旅行が決まってから、お香めぐりたいなあってことだけは心の中にあった。 その望みが叶ってみると、 お香は癒しと美が溶け合うアートで 私の心をときめかせた。 お家に帰って、京都の陶器屋さんで出会った清水焼の香炉とともに、サンガインセンスのお香を焚く。 「お香そのものではなくて、煙と空気が混ざり合った香りを楽しむんです」 店主さんの言葉を頭に浮かべながら香りを感じてみる。 煙が上の方へあまりにも美しく漂うのでつい時間を忘れてしまう。 時間が消費されていく現実のなかで

          時間を味わう