YouTube始動。しかし、考えているのは演劇の事だけです。
脚本以外の活動も増えてきましたので、「卒業公演の現在地」と銘打って、色々な活動について述べて行こうと思います。
今後も、脚本についての記事を書く時には、「脚本日記」としてアップします。しかし、来月の初旬に最終版を提出するので、いずれにせよそこでおしまいですね。
さてさて、今日は重大報告。
はちの巣座40期卒業公演、YouTube始動します。
とは言いつつも、いわゆるYouTuberみたいなことはいたしません。
あくまで、卒業公演の作り手としてチャンネルを開設した訳ですから、公演に足を運んでもらうことと、演劇の面白さを知ってもらうことが目的です。
多くのお客様に来ていただくためには、たくさんの人に見てもらって興味を持ってもらうことが必要ですから、少し演劇の外の話題にも触れることはあるかもしれません。しかし、あくまで「公演のため」―これは変わりません。その範囲で、たくさんの人に見ていただく努力をいたします。
ですから、YouTubeという評価軸の中で成功したいとは一切思っていません。私たちのゴールは公演であり、YouTubeは手段です。
よって、必要以上の再生数を狙った行動をする必要がない分、安心して動画を見ていただけるのではないかと思います。
私自身、YouTubeを開くとしばしば、撮れ高や再生数こそ正義という思想に染まってしまった人間が、常識や良心を捨ててまでそれを掴もうとするさまを目撃します。
それがたとえ小さなことであっても(例えば店員に対してボケる等)、心が疲れているときに見ると、ヒヤヒヤして、さらに心が疲れてしまうんです。普段なら笑えるんですけどね。
だって、それは、見られたいという欲望がなかったら絶対にしない行動であるわけですから。
それが好きな人も多いから彼らは食べていけている訳なので、笑えない自分が悪いのかもしれませんけれどもね。演劇を作るくらいですから、人よりそのセンサーが過敏なのですね。
(ちなみに、その「ヒヤっ」が一切ないのが、「一般東大生ふぁそら」さんでした。YouTuberである前に、おそらく人として、誰のために何をしたいかという思いをしっかり持っておられたのだと思います。優しい人。現在は就職されて、動画は非公開となっていますが、本当に好きなYouTuber、いや、尊敬する人でした。あんなに心にすっと入ってくる動画はないですよ、ほんと。)
ですから、私がYouTubeの動画を作るなら、どんなに心が疲れて、廃れていても、見れるものにしたい。「ヒヤっ」をなくしたい。ノンストレスで見て、たまにクスっと笑えるものにしたいのです。
その線引きは、私自身が最新の注意を払って発言・編集しているつもりです。
もしかすると、私の中の線の位置と、あなたさまのそれが異なるかもしれません。
それによって不愉快な思いをさせてしまったら、それは申し訳なく思います。ただ、私が演劇人としての誠意をもって、演劇に繋がるコンテンツとして動画を制作しているという事実は知っておいていただきたいと思います。
演劇にももちろん「ヒヤっ」はありますが、YouTubeと演劇とでは、生成エネルギーも生成過程も、目的も受容環境も全く異なります。ですから両者は同じ文脈の中では語れません。
「YouTubeという表現形態なら」私はヒヤっとする瞬間を設けないであろうということです。
さて、明後日26(土)の20時ごろに投稿されます第一弾は、演出の嵩見と脚本の北條、それにカメラ裏から照明の稲葉も参加しての対談企画です。
土曜の晩。
お酒でも飲みながら、ぼーっとご覧になって下さい。
時々、くすっと笑ってください。
お楽しみに♪
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