オーディションなう&進捗報告
10月12日より順次オーディションが始まりました。
既に半数以上の参加者のオーディションが終了したのですが、皆とても個性豊かで、タイプも多様で、これは稽古が楽しみだなと思っています。
変に自分を見せようとか、こう思われようみたいなものが全然なくて、演劇というもの、役というものと丁寧に向き合っているんだなということが伝わってきました。
私も役者として出演する予定なので、何役か読ませてもらいました。
キャスティングは全て演出の嵩見君に委ねているので、シンプルに不合格になるかもしれませんが(笑)
私自身は、演じていて、喉が弱っている感覚があったり演技の引き出しが少ないと感じたりしたので、本番まで、体のケアも含めて日々精進していかねばならないということを痛感しました。
他の人についても、当然ですが、今の状態で舞台に立てる人間は一人もいないので、ここから嵩見君がどういう演出をつけるのか、そして個々人がどれだけ成長できるかですね。
緊張感はありますが、楽しんでいきたいと思います。
あと、脚本を書いた身からすると、自分の書いた言葉が演技として目の前で立体化されるというのは、恥ずかしさもあるんですが、とても嬉しいことだなと実感しました。
他人が演じて初めて気づくこともありましたし、それは第二稿に存分に生かしていきたいと思います。
第二稿の進捗ですが、おそらく現在半分前後に到達してるかなという感じです。
初稿はかなり勢いがあったというか、「ミュージカルならここは歌になるだろうな」みたいな場面がたくさんあったんですが、第二稿ではそれに加えて、会話劇ならではの丁寧な会話シーンもたくさん作りました。
その結果、全体的に「普通」の場面が増えたなという感覚はあります。
それは懸念事項でもあるのですが、かといって、お客様が入り込めないまま「異常」を連発するのは無意味ですからね。
バランスは難しいですが、現実と地続きであり理解・共感可能な「普通」の場面でお客様を引き込んで、「異常」へと誘って劇的な感情を生じさせるというのが理想なので、第二稿で「普通」を丁寧に作れたということは、全体的にみればプラスに働いているかなと思っています。そこは前向きに捉えたいなと。
今はそんな感じです。
第二稿の締め切りは10月25日。
引き続き頑張ります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?