見出し画像

楽天家の妄想 ~作品に夢を詰め込む~

 昨日は、チームでミーティングを行いました。

 まずは、様々な広報企画について話し合いました。まだ情報はお出しできませんが、今までにない面白い取り組みを始めていく予定です。
 学生演劇の広報はこうやるんだよ、というマニュアルみたいなものは、実際あります。
 しかし、何も考えずにそれを踏襲していては、中身のない広報になってしまいます。いったん、広報とはこうやるのだ、というのを壊してみて、「自分たちの公演にたくさんの人が足を運んでくれるには?」というシンプルな問いから、活動の在り方を考え直してみたいと思っています。
 良いものは引き継ぎ、そこに新しい取り組みを足していく。そんな広報が展開されると思います。楽しみに、お待ちください。

真剣になるあまり、つい険しい表情に。

 そして、今日の最大の議題は、脚本についてでした。

 私が数日前に共有していたプロットを見ながら、改めて私から構想の細かい説明を行いました。
 それに対しての疑問点や意見を、仲間からたくさんもらいました。
 さらに、作品をもっと面白くするための、演出・照明・音響の効果などについても、自由に語り合いました。まだ台詞の出来上がっていないシーンについても、「こんなシーンになるといいなぁ」などと夢を語っていきました。
 思えば、大学に入ってからの脚本執筆は、基本的に構想から書き終わるまで、一人でやっていました。
 ホワイトボードに構想を書いて、みんなで語り合うなんて、高校の予餞会で脚本を書いた時以来でした(※1)。みんなでワクワクしながら脚本に夢を詰め込んでいく過程って、なんて楽しいんだろうと、改めて思いました。何にも怖くなかった高校生の頃の感情が蘇った気がしました。
 ただ、夢を語り、想像を膨らませていくのは容易いけれど、それを実現する上では、悔しい妥協をたくさんしていかねばならなりません。それは承知しています。
 しかし、「どうせ実現は厳しいから」と、想像を無限に膨らます段階から妥協していると、良いものは作れません。無限の想像を、最大限形にしようと、考えて、考えて、考える。そうしていると、限界の位置が、ちょっとずつ、上へ、上へと動いていきます。最高到達点に最初から見切りをつけていたら、こんなことはあり得ません。
 限界の場所は、事前に設定されるものではなく、戦った結果だと思います。その「結果」を皆様にお見せします。

 と、まあ、私はこんなふうに思っています。
 私はとにかく楽天的で、ポジティブで、攻めの姿勢を貫く人間なのだと思います。演劇においては特に、最大値を想定して作っています。
 でも、こういう人間だけいてもいい公演は打てない。常に最低ラインを想定してリスク管理をするような人間も必要です。どちらも必要。真逆の人間がいるから、組織は強くなるんですね。お互いに、リスペクトをもって、作品作りに邁進していきたいと思います。

無限の想像を語り合う

 さあ、締め切りは月末。嘘のないセリフを、生み出していきます。
 毎日脚本に集中!といきたいところですが、そうはいかないのが現実です。色々両立せねばならないことがあります。
 でも、なんてことはありません。むしろ、たくさんやることがあった方が、ありがたいです。脚本だけ書いていても、いい脚本にはならないからです。物語は、いつもの生活、日常から生まれます。自分の生活を楽しみながら、そこで得た気づき、刺激を原動力に、生きた台詞を紡いでいきます。演劇世界の中だけでぐるぐる回る演劇が好ましくないと思っているのは(※2)、こういうことでもあります。

 ここからの激動の日々を、これからも実況中継していきます。サンテレビ並みに。


※1,※2詳しくは、ここです。


神戸大学演劇研究会はちの巣座
40期卒業公演
2025年3月、上演決定!!!!
是非、お楽しみに!

いいなと思ったら応援しよう!