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観劇の週末!

7日(土)
KOKAMI@network「朝日のような夕日をつれて2024」

8日(日)
宝塚星組『記憶にございません!』-トップシークレット-/Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』



 連日の観劇。充実した週末でした。
 「朝日のような夕日をつれて」は、アップデートを重ねながらの再演が繰り返されている作品ですが、私は今回が初めての観劇でした。圧倒的な量と速さの台詞が、自然と体に染み込んでくる。不思議な体験でありました。現代の問題をふんだんに詰め込んだ新たな脚本も、客席を巻き込んだ演出も、圧巻。現代に生きる私たちが待っている「ゴドー」って何なんだろうなと考えずにはいられませんでした。
 詳しい内容については、今後、この作品を観劇した同期もおりますので、必ずや対談企画を組み、そこで語りつくしたいと思います。

 宝塚は、今回で4度目の観劇です(映像はめちゃくちゃ見ていますが笑)。星組は初めて!!(映像はめちゃくちゃ見ていますが笑)(花花雪星とみたので、あと宙月でコンプです♪)
 『記憶』は本当に楽しかった!会場を包み込む温かな空気が心地よくて、あんなにカタルシスを感じたのは久しぶりでした。徹底した芝居だからこそ、リアルな世界が形作られて、私たちはそこに没入することができました。あんなに全ての笑いどころが完璧にハマるコメディ、初めて観たかもしれません。毎日やっているのに予定調和にならないのもすごいです。日々舞台上に新鮮な感情を持ち込んで演じようとされる真摯な姿勢が感じ取れて、ただただもう、尊敬と感謝の念が湧いてきました。それを支える圧倒的な演技力、表現力に改めて感動です。最高!
 『ティアラ』も見どころ盛りだくさんでテンション上がりっぱなしでした!私はことなこのデュエダンで泣いてしまいました…。素舞台に近い舞台で、真っ白な2人が舞う。あの空間に自分がいたことが信じられないくらい、幻想的な空間でした。本当にあそこにいられたんだ、自分…。自分がこの世に生まれたことに感謝しました。今生きてここにいられてよかったなと思いましたね、本当に。本当にすごかったデュエダン。…ちょっとね、本当はもっと言いたいことあるんですけれど、語り出すと止まらないですし、誰がどうとかいう話はもっと狭いコミュニティでしたいと思うので、ここでは公開いたしません。どのジェンヌさんが好きかとかいうのは、個人情報ですから。トップシークレットということで笑

 さて、演劇の力を再認識したところで、私もさらに力を入れて作品作りをしていきたいと思います。影響を受けるなどとおこがましいことは言えません。が、自分なりに、全力で頑張ります。

 余談ですが、『朝日』を観た帰りに、うめきたに新たにオープンした公園をのぞいてきました。なんという活気!実は私、今回の「先行まちびらき」を記念して先月行われた安藤忠雄氏の講演を聞きに行きました。「人が直接集まれる場所を」という彼は言葉どおり、飾りすぎず、カッコつけず、気取らず、ただただ誰もが集う場所がそこにありました。作る人も、集う人も、全然気取ってない、カッコつけてない。「東京人はどれだけ高く買ったかを自慢し、大阪人はどれだけ安く買ったかを自慢する」みたいな話がありますけれど(実際これあながち間違ってないと思う)、何か通ずることがあるような気がします。それが大阪の良さなんですよね。
 そして、直接会うことから何かが始まるということ。生の体験で感情が動く。演劇も同じです。リアルであることの大切さ、これはどれだけ技術が散歩しても変わらない、人間の根源だと思いますね。そう信じて、私も芝居を作ります。

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