染み付いた泥

深夜のネカフェで、思いつくままに言葉を打ち込んでいる

幸せになりたいと思うことは、よくある
そう思ってしまうということは、今幸せでないか、幸せが不十分だと感じているか、幸せを感じられないか、そのあたりか

give & take,とはよく言ったもので、
自分はわがままにも愛されたいと思ってしまっているし、それを希い続けてはや20年以上が経っており、
そういう関係を築きたいと思っても、ただ只管に一途に愛されたい、受け入れてほしい、何も包み隠さずに受け止めてくれる存在が欲しい、そんなわがままとエゴイズムの塊の感情でしかなくて、takeどころか押し付けで、giveの一片もなく、
また面倒なことに、どうやら自分にはもう一つの側面があって、誰かの役に立つことで、というかそれだけこそが、自分が存在している理由、存在していて良い理由だと考えている節がある
そんな自分からしてみたら、なにがtakeだホザくな、与え続けてなんぼ、そうでなければ貴様は一体何でのうのうと生きていられるんだとでもお叱りが飛んでくるような有様で


何がキッカケかも思い出せない
思い出したくも、考えたくもない、思い込んでいるだけ

でも、逃れられない呪縛で。


認めてほしい、受け入れてほしい、そのままの自分を理解してほしい
傍にいて、優しく包んで、ただ何もせずに・できずに存在しているだけの自分だったとしても微笑んで受け止めてほしくて


嫌われたくない、離れていってほしくない、こんな醜い自分が許せない、そんな姿を見せたくもない
取り繕って、飾って笑って誤魔化して、でもそんな自分すらも嫌気が増して、


助けてほしかった



じぶんはいま、きっと客観的に幸せなのだろう

少なくとも衣食住には苦労しない、職もあり、道を踏み外さなければ人間的・文明的な生活が送れて
「友人」には恵まれ


でも、なぜだろう、ちっとも満たされやしない

カラカラに乾いて地割れした大地のように、片端から潤いを吸い込んでは飲み込みつくして
醜い、醜い、なんとみっともない生き様だ
なんと傲慢で愚かで傍迷惑なんだ自分は


消えることすらもできやしない


荒んだ心で自らを包み込もうにも傷をつけ広げるばかり


一体何時まで、こんな泥の心情を抱えて生きていくんだろう


期待されているような立派な人間像なんて程遠くて
其れにしがみつく無様な自分の姿ばかりが目に付いて
手を放す勇気はない臆病なまま、けれど崖が崩れて落ちてしまえないかなどと他力本願に願ってみて



ごめんよ、こんな文章で。
きれいな詞を綴るために生まれてきた言葉たちが、こんな形で世に送られるとはね。
あーあ。

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