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全国通訳案内士試験 第2次試験(口述試験)対策【日本的事象の要素】

日本的事象の要素を暗記することの重要性と、それを素早く口に出すことの重要性

第2次試験においては、プレゼン問題、逐次通訳問題、シチュエーション問題と切り口を変えて聞かれますが、いずれの問題においても日本的事象を英語で説明することが必要です。

私は、スピーキングに不安があったため、日本的事象の要素をエクセルにまとめ、何度も繰り返して暗記し、素早く口に出せるよう訓練しました。ホスピタリティ表現等は別として、まとめた日本的事象の行数は、エクセルの行でおよそ2000行になりました。

そのうち、「料理」についてだけは、第2次試験後、合格発表までの間に、不合格だったことを考え、比較的きれいにまとめていましたので、受験生の方のお役に少しでも立てればと公開することにしました。

まとめた内容は、
①事象名…「和食」など
②日本語文…「天ぷら、寿司、すき焼きは、日本を訪れる外国人観光客の間で大変な人気である」など
③英語文…「Tempura, sushi, and sukiyaki are very popular among foreign tourists to Japan.」など
④クイックリスポンス…「日本を訪れる外国人観光客」など
です。

工夫した点は、自分自身がなかなか英語が口をついて出てこなかったため、その弱点を補うため、「クイックリスポンス」という項目を作り、膨大な日本的事象の要素の復習を何度も繰り返しやすくした点です。
「クイックリスポンス」に挙げた表現は、主に
1.汎用的な表現
2.ある事象を説明する核となる表現
です。
1については、他の事象を説明する場合にも使いまわしが効きます。覚えておけば、プレゼン問題だけでなく逐次通訳問題やシチュエーション問題でも効果を発揮します。特に重要なものは太字にしました。
2については、それを覚えておけばなんとかその事象のことを説明できそうな重要な表現をセレクトしました。
試験直前は、④の「クイックリスポンス」の箇所を読み、すぐに英語が口から出てくるかを確認する作業を繰り返すことに重点を起きました。

料理に関しては、分量はエクセルの行で300行近くあります。メジャーなものは概ねまとめました。
日本語文に関しては、ネットや書籍などで確認できた正確な情報を使うようにしました。英語文に関しては、翻訳ソフト等も使い、正確性は確認してありますが、ネイティブから見たときにぎこちない表現も多々あると思います。
要点は、あくまでも、「沈黙することなく、説明したいこと(日本的事象)を英語で素早く口に出す」ことに着眼し、「クイックリスポンス」という項目を設けたことです。
その点をご理解いただき、ご利用いただければと思います。

また、このようなアプローチによる勉強方法が向いていると感じた方は、他の種類の日本的事象(観光地、地理・歴史、芸術・音楽、生活様式、文化行事、スポーツ、娯楽、宗教等)についても同様な暗記教材を自作されることをお勧めします。

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