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名前に●●●●をつけた結果!? 元編集長が添削!3秒でフォローセミナーレポート

2022年6月は3回のオンラインセミナーを開催しました。
題して「元編集長が教える〜」シリーズ。
オンラインにもかかわらず、毎回、参加の方からの熱量がすごい。変えたい、学びたい、全部吸収する!
そんな熱気に押されるように、講師である私もぐんぐんとハイテンションに。熱量は熱量を増幅するセミナーとなりました。

それだけに、アーカイブさせてしまうにはもったいない!
というわけで、3回分をダイジェストでお伝えします。
第1回目は、

名前に●●●●をつけた結果?!

とはなんでしょうか(笑) 
じらさずお伝えしちゃいましょう。

名前にキャッチコピーをつけたら
注目度アップ!

「思わず手が止まるキャッチコピーのつけ方」が主テーマでした。
そう、プロフィールは、ただ肩書を添えるだけでは、決して覚えてもらえません。
「この人は私が求めている人だ」と認識してもらうためには、「どんな」「誰に」役立つとか、寄り添うとか、解決策を持っていると一瞬で認識させることばが必要です。

それがキャッチコピー。

キャッチコピーとは、真面目にこたえるなら「商品、サービスの昨日や特徴、価値を表すことば」となりますが、平たくいえば「つかみ」です。
お笑いでよく言うアレですね、つかみ。

そこで、私の専門である本の表紙を例にキャッチコピーの要素を分解します。
挙げたのは、マツダミヒロさんの『朝1分間、30の習慣。』(すばる舎)とバーバラ・シェア、アニー・ゴットリーブ他著の『書き出すことから始めよう』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)という2冊。
どちらもとてもよく売れた本です。

マツダミヒロさんの本は2022年4月発売、書き出すことから…は2018年8月発売。

さて、あなたはどちらを手に取るでしょうか。
手に取ったとしたら、どの言葉に惹かれましたか?

この日、私が取り上げたのは、『朝1分間、30の習慣。』のほうでした。

ここで本書の表紙の言葉を「タイトル」「サブタイトル」「キャッチフレーズ」に分解。
さらにことばの役割を「イメージコピー」と「セールスコピー」に分けました。

ことばを分解して考えてみて

「イメージコピー」とは、情景や感情をイメージさせることば。思わず「あ、いいな!」と思えてしまうコピーのことです。

それに対して「セールスコピー」は思わず買ってしまう、「あ、ほしい!」と誘うことばです。

『朝1分間、30の習慣。』には、イメージコピーとセールスコピーが上手に使われていました。つい欲しくなっちゃう、買っちゃうしかけが表紙にありました。

そこで使われている言葉をさらに分解します。
「時間・お金・優位性」、「得られるもの・行動変容・ベネフィット(利益)」、「オリジナリティ・発明」の3つです。
この考え方ができるかどうか、でキャッチコピーの質と効果が決まります。

重要なことは、キャッチコピーによって「カテゴライズされると安心する」「ラベル付けすると発見されやすい」ということです。

ただ名前や肩書が添えられているプロフィールよりも、ぐっと惹きつけるキャッチコピーがあると、名前がリアルな実像を伴ったものになりますし、商品やサービス内容がより良いものであることが強調できます。

性能や時間削減をメリットとするとか、安くなる等の金銭的メリット、相手の気持ちに寄り添うことばをキャッチコピーにする、というのを頭に入れておくのがコツです。

どんなことばが強力か?

とはいえ、キャッチコピーにどんなことばを使えば目を引くものになるの?といった疑問が浮かびませんか?
そんなこと考えたこともないし、という人もいるかもしれませんね。

そこでこんな資料をお渡ししました。

といっても、よく言われているセールスコピーばかりですので、新鮮味はないと思います。ちょっと調べれば、実際に使われているのを見つけることができますので、「なんだ」と思うかと思います。

でもね、この「なんだ」「よくあるじゃん」が本当に重要で、よく使われているからこそ、多くの人の中に「これ」というイメージがすでに出来上がっているんですよね。
イメージの共有がしやすいということになります。
だから使い古された感のギリギリをねらうのがプロの仕事、とも言えちゃうんです。

本当に重要なのは、このみんなの共通認識のあるどのことばを自分のキャッチコピーに使いつつ自分らしさを出すか、ということ。
これは皆さんのプロフィール…つまり、あなたが経歴の中にある今のビジネスが生まれるタネ、そして未来へつながる道の先にある使命をあらわすことばです。

こればかりは、あなたとしっかりお話しして聞かせていただかないと出てきません!
ということで、次回はプロフィールの添削をしながら、「あなただけのことば」を見ていきましょう…ということでセミナー終了でした。



セミナー第2回目は、1回目にご参加いただいた方の中からプロフィール添削の希望を募り、提出いただいたプロフィールを実際に見ていただきながら、私がその場で添削&助言していくというスタイルで行いました。
次回投稿ではその様子をダイジェストでお伝えしますね。


編集者という職業は、決して著者の前に出ない裏方に徹する職人です。 才能のある人、誰かの役に立ちたいとがんばる人にも 必ずサポートが必要になります。 だから編集者がいるのです。 私は編集者という仕事が好きで性に合うんです。 どなたかのビジネスを影で支える応援団長になりたいです。