スタバの戦略
なぜ、スタバはリピーターが多いのかその意外な戦略は、突発性のイベントによる意欲の創出だという。そして二つのポイントを紹介している。
一つ目は、スターバックスは驚くほどの短期間の限定メニューや期間限定店舗を展開している。具体的には
「サンセット パイン フラペチーノ」:わずか9日間の限定販売
COFFEE fun WEEK:2週間限定の特別イベント開催
「初雪店」:4日間限定でのポップアップストア展開
このような「急な展開→素早い終了」のパターンを繰り返すことで人々の中に「スタバって突発的に何かを始めて、あっという間に終わっちゃうんだよね」という認識を定着させることができる。結果的に「見逃したくないから定期的にチェックしなきゃ」となり自然とアプリもダウンロードしてしまう。そのためリピートにつながっている。
また、二つ目のポイントとして「イベント性=イベントの本質とは”何かやってる感”の演出である。実際のスタバのイベントの具体例は
テイスティング パーティー:季節のドリンクやフードを学べるイベント
コーヒーセミナー:バリスタからコーヒーについて学べる機会
ミュージックライブ
しかし、これらのイベントに参加した人は少なく、イベントがリピートの貢献しているのは「なんかやってる感」にあるという。
なぜなら、イベントに足を運ぶ人は、必ずしも強い目的を持っているわけではなく「なんかやってる感」のある場所に身を置くこと自体が心地いいからだと考える。
要するにこれは脳の報酬系を刺激する仕組みです。これはギャンブルと同じであり、当たりが出たりでなかったりのランダム性が必要であり、脳はその感覚を覚えてあたりを引くまで通い続けてしまう。もし、期間限定メニューが提供機関が同じで、毎月決まった日に開催されていては、予測が可能であり、ドーパミンは分泌されない。実施日や期間をランダムにすることで、期待感やワクワク感につながりリピートにつながっていると考えている。
突発的なイベント
急な展開と素早い終了
何かやっている感
期待感やワクワク感
感想
考えたことがなかったが確かにそうだと思った。自分もそうだが、周りにもスタバの新作を確認している人が多くいる。これは戦略にはまっていると納得できる。
スタバの新作を詳しくは知らないが期間や始まる日が固定ではなくばらばらのため、細かく確認していなければ飲めないということもあり得るだろう。急に始まったり、急に終わったりするため始まったら早くいかなきゃという感覚がみについており、いつの間にか行くか行かないかという選択を飛び越えてしまっている。戦略的にはすごいいいと感じた。
これは、もし自分で店を開くとしてもいい戦略になると思った。特に魚介系の居酒屋であれば、たまにしか入らないレアな魚や旬の魚、大量に水揚げされており価格が安く普段よりも安く提供できるなんてこともできると思った。ほかのいろんな店の戦略にも目を向けてどんな戦略があるのかを考えて、自分の店にもいかせればいいなと感じた。