不可抗力
A.M 6:00 起床(仮)
スノーボード、スキーをやる人なら思ったことはあると思います。
朝一って最高だ!と
澄んだ朝の冷たい空気に登ったばかりの太陽と山の上から見える景色。ノートラックのパウダーに綺麗なグルーミングバーン。その場にいるだけでも得した気分になるくらい最高だと自分は思います。
だから絶対6時には起床します。
経験したことない方は是非一度天気のいい日に朝早く起きてリフトの営業開始から滑ってほしいです!
A.M 7:00 電話
「ごめん!寝坊した!」気づいたら二度寝していた。
友達の一言目「え、もう7時じゃん。。」友達も寝坊していた。
仕事で寝坊するより落ち込む。あーなぜ二度寝をしたんだろう。
A.M 8:00 天罰
今日のスキー場は焼額山スキー場だ。
スキー場に向かっている途中少し出たのが遅かったのもあり、スキー場に近づくにつれ道が混んできた。あるY字路でみんな左に曲がっていく。俺は右へ。
なぜかスキー場につかない、記憶ではそろそろのはず。。最近も間違えて焼額山スキー場に行ったため、道は覚えている。と思っていた。
友達に念のため確認をしてもらった。道を間違えていた。どこで間違えたのだろう。あそこだ、みんなが左に曲がった場所。ジャイアントのすぐ近くのY字路だ。
その時こんな話をしていた。
自分「なんか遅くね?混んでるのかな」
友達「そうだね~」
自分「みんなここ左に行ってくれないかな~、お!みんな曲がってくじゃん!最高じゃん!!」
この話をした場所だ。よく考えたら普通は左に行く。天罰が下った。
これは不可抗力ではない、自分が悪い。
A.M 9:00 運命
スキー場に到着したが天気が悪くリフトが動いていなかった。しかしお昼ごろには落ち着く天気予報だったため、午後なら皆諦めて貸仕切りで滑れると思い午前中に我慢して滑ろうという話になり、リフト券をネットで買うことにした。リフト券が買えない。カードが使えない、天気も悪くなっている気がする。今日はスノーボードじゃないサウナだぞと言われた気がした。
そうだサウナをやろう!!
A.M 10:00 食事
【カップヌードル】
せっかくきたのに何もせずに帰るのは尺だ。そうだ!あれがある!!カップラーメン!!これでスノボーをしたのと同じだ。スキー場に来たことを無駄にしないすごくいい考えだと思った。少し高いカップラーメンだと思えば更においしく感じる。ちなみに交通費は3000円くらいだ。そりゃーうまい。
A.M 11:00 高速(下り)
3時間前に通った道を逆走している。速かった。
A.M 12:00 高速(上り)
ついさっきというより朝もこの道を通った。また昇っていく。
P.M 13:00 準備
【サウナ&BBQ】
野尻湖についた40cmくらい積もっているその雪の中をティンバーランドで300mくらい歩いて進む。靴の中に雪が、終わった。けどもういくしかない。その先にサウナがある。待っている。積もっている雪の中をズボズボしながら歩いて行くとサウナが見えた。そこからは走っていった。サウナが見えて嬉しくなったからではなく足が冷たすぎてなくなると思ったからだ。
さて準備をしよう。気が湿っているからだろうかストーブの火がつかない、焚き火台も同様だ。雪の中運んできたものだ当然だ。ガスバーナーを使うっt着火。文明の利器とはすごい、余裕でついた。これでサウナ、BBQの準備は整った。(サウナだけに(笑))
P.M 14:00 昼食
サウナがあったまるまでの間焚き火台であったまりながら昼食を準備する。
今日の食材は、骨付き鶏もも肉のぶつ切りだ。なんともそそられる名前だろう。友達と一緒にこれしかないとスーパーで選んだものだ。
味付けはシンプルに塩とほり。それだけなのに脂がのっててほりにしがめちゃくちゃ合う、めちゃくちゃうまい。雪の上で食べることもまた格段においしくしてくれる。手がとまらないこれが不可抗力ってやつか。
P.M 15:00 蒸人(むしんちゅ)
サウナが楽しみすぎて水着に着替えて焚き火で準備整え中。サウナは今75度くらいだ。85度くらいまでは待ちたいところだがあまりにも寒すぎる。我慢できず気づいたらサウナの中へ。究極の整いを求めたら我慢すべきだったのかもしれない、けれどあまりにも寒かった。1回目のサウナは20分くらい入っていた。サウナは我慢が大事だ(持論だ)。この後は雪へのダイブが待っている。中途半端な温まり方は意味がない。水風呂がキンキンならこちらもアチアチになるまで待ちたいところだ。もう限界、そこでもう一度追いロウリュウ。ブゥワッ!!
そのまま雪の中へ。キンキンの雪は一瞬で体の外の熱を持っていく。3秒くらいで体が痛くなってくる。仰向き、うつ伏せで体を冷ます。急いで整いイスに向かう。椅子まで3m、行くのに足が冷たすぎる。今回のイスはワークマンに売っているキャンプようの椅子だ。
これは雪の上では使わない方がいい。足が細すぎてうまり、そして倒れる。難しい。しかし倒れたときに気づいてしまった。2回体は冷やすべきだ。その後の外気浴がやけに気持ちよい。たまらない。体が整っている。ワークマンのイスも自由自在だ。倒れたいときに倒れる。座りたいときは起こす。バランスをとる。この整った体にはよゆーだった。
P.M 16:00 迷子
3回目の整い。気持ちよすぎる。いつ抜け出せばいいのかわからなくなり迷子になった。気温はマイナスだがこのまま寝てもおかしくない。完全に不可抗力だ。最高に整った。これは、誰にも抗えない。サウナ好きは是非雪中サウナを体験してほしい。
P.M 17:00 高速 (下り)
また高速だきょう4回目。。ちなみに整った体をもう一度酷使して車まで戻った。足がなくならなくて良かった。変える手段が歩きしかないが泊まるわけにもいかない完全なる不可抗力だ。整った意味がなくなった。けど生きてればよし。
振り返り
なんだかんだ最高の一日だった。朝早く起きて(寝坊したが。。)スキー場に行き、リフト券が買えないおかげで、天気が悪い中スノボーをせずに済み、サウナに急遽変更した。せっかくスキー場に来たからにはカップラーメンを食べスキー場に来たことが無駄にならずに済んだ。そこから帰宅、食材を買って、準備をして野尻湖へ。トータル2時間くらいの時間がかかった。ついた時には予想の4倍くらい雪が積もっており、スノボーのカッコのままでよかったねと二人で話した。けどもう一度帰る時間はなく、そのまま突撃、靴の中に雪が入ってきたときは、冷たい通り越して痛い。二人で叫びながら下って行った。サウナまでたどり着いてとにかく靴を脱いで、靴下を脱いでそれ以上に冷やさないようにした。ストーブをとにかくつけようと頑張ったが全くつかず、最初から火が安定するまでガスバーナーを使うべきだった。自然の中でカモの声、風の音、気が揺れる音、湖の音その中で整えるそんな環境でこそ味わえる最高のサウナを体験することができた。そこまでの苦労、災難、運命があり、サウナは最高のものでこんな条件でサウナできることに感謝をした。スキー場に行きスキーができなくなった、じゃあ次何をしよう、そこであきらめるのではなく次の行動に移すことで何か得られるもの、感じるものが出てくるかもしれない。今日なら、スキー場でのカップラーメンはやっぱりうまいということ。雪中サウナに行くならスノボーに行くくらいの気持ちで準備をすること。火をつけるときは安定するまでガスバーナーを使うこと。サウナで雪にダイブする場合は、2回飛び込むということ。今日はたくさんのことに気づけた。時間は限られている。時間を無駄にしないように人生を生きたい。これが実現できるように頑張りたいと思った。
以上、僕の不可抗力な一日でした!