体験を奪わない育児。
先日観た自主上映の映画「夢みる小学校」に惹かれ、「夢みるおうち」にしよう!とまで思った私。
惹かれたのは、
全てが子どもの体験になる。
という考え方。
今日は私の子育てについて書いていきたいと思います。
長女が産まれてから13年。
私の子育ての中心には
子どもの経験を奪わない。
という考えが常にありました。
乳児期から
体験を奪わないような育児を模索し、子どもの成長に関わってきました。
例えば、
まだ寝返りをしない数ヶ月の頃は、
1人で、手足を動かしたり、
手足を舐めたり、
ボーっと手や光を見ていたり、
おもちゃを口に入れたり、
赤ちゃんのよくみる動作ですが、
この時期は、
自分の身体と他を認識するために
動かしたり舐めたり、
何かを口に入れたりしてる。という
成長過程の経験を奪わないようにしました。
そしてご機嫌な時は
1人で居る時間、静かな時間も
奪わないようにしました。
可愛いので、いっぱい関わりたい気持ちもありますが、自分に集中する時間も大事だと感じていました。
寝返りやずり這い、ハイハイで移動する時期
自由に何処でも移動出来るようにしました。
テーブルの下、椅子の下、何処でも移動して色んな景色を見ること。
床の上、畳の上、絨毯の上、布団の上。色々な素材の上を移動すること。
これも体験です。
時々、私も一緒にゴロゴロして、テーブルの下に行ってみたり、同じ目線の体験も面白いです。
そして、あえて小さな段差は与えました。
床の間やマットレスくらいの段差は、登って、落ちる練習に最適でした。
スキーを始めて習った時、最初の練習はコケる練習だったのを思い出し、コケ方が上手なら怪我もしないと思いました。
この段差体験でスゴイと思ったのは、赤ちゃんでも次はどうしたら良いかと考える力があるということです。
落ちる体験から、手で段差を確認してから降りるということをするようになったんです。
一度学習したら、もう段差から落ちる心配がありません。(気が散っている時や眠い時は例外で注意ですが)
身体能力があがり、
活動範囲が広がると、
階段やソファ、ローテブルに登り始め、目が離せませんが、
これも経験。
落ちる経験はさすがにさせませんが
段差の認識があれば、赤ちゃんも自らは落ちようとはしません。
手から、いこうとしても高すぎて降りれず困っている姿。可愛いですよね。そこで後ろ向きで足から降りる事を教えます。
すると何度も登って降りてを繰り返して遊ぶようになります。
これも経験。
何度もするという経験。
飽きるまでするという事も経験。
心が満たされるという経験。
階段も下りるが出来れば、心配も減ります。
「子どもの出来る」に焦点を当てて子育てをしていくと、子どもを信じて見守るということもできるようになります。
子どもは自由に移動出来る喜びを味わいます。
一つ一つの成長が経験。
毎日出来る事が増えていく時期。
お母さんは子どもに付き添い、
ついていくのは大変だけど、
毎日の日常の事が全て経験。
歩く事もコケる事も、
怪我をする事も、
お茶をこぼして濡れる事も
雨に濡れる事も。
全部経験だと思えたら、
毎日いっぱい経験して、どんどん成長していって欲しい。
と見守る子育てができるようになります。
子どもは、体験し成長しようとしているという視点で子どもと関わると、子どもの行動全てがキラキラ輝いて見えます。
子どもの体験を奪わない育児。
子ども成長を見守る育児。
をしていきませんか?
今日も読んで頂きありがとうございます。
少しでも共感していただけたり、
悩みを解決する糸口になったり、
こんなヒトもいるんだと感じていただけたりしたら、嬉しいです❤️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?