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小説/静かな空

君は、空がどんな場所か説明できるか?

昼間は青くて眩しかったり、夜は満天の星が輝いていたり?
いんや。そんな分かりやすく良いもんじゃあないよ。

空はね、うんと静かなんだよ。
とっても、とっても。
空のすべてが地球を包み込んでいるんだ。とても、ぬるい。
羊水っていうのも冷たくないんだろ。そう、ぬるいんだ。

君はな、何も理解できていないみたいだ。
今の君が思いつく限りの考えを巡らせても、到底辿り着けないんだよ、答えには。

もし、誰かが説明してくれていたら違ったのかい。
何故君が存在しているのかも
何故君がいつも夜の公園でひとり過ごすのかも
何故夜が明けないのかも、
何故人の家には温かい灯りがついているのかも
何故蟻地獄がいつも自分を待っているのかも
何故月も笑うこんな夜に、
星がひとつも輝いていない夜に、
君の子が産声をあげられなかったのかも。

何故君がその子を体操服で包んで「空」と名付けたのか

僕は君の気持ちを分かっていないって?
そらぁ、うん、想像するしかないよ。いろんな子を見てきたけどね。でもみんな同じだ。少しは誰かを頼ってくださいよ。誰でも彼でもつかまえて、何でもかんでも聞けばよかったんだ。

分からないことは恥ずかしいことではないんだよ。こうなった今は、自分が何をしたか受け止めて生き続けなければいけないね。
「はい、ごめんなさい」って言われても「はい、そうですか」でスんだら警察はいらないだろう。

え、これから君がどうなるかって? それは一緒に考えてゆこう。
とりあえず君に教えておきたいのは、君には黙秘権があるってこと。それから愛される権利は君にもあるってことだよ。

そろそろそれに気づいてもいいかもしれないね、うん。




大喜利企画が始まっているっていうんで、飛んできました。
※許可とってません。
文章を合わせようとすると内容の辻褄合わなくなってくるし、難しいですねぇ。

この三人は、完全に茶化してます。

そしてその後、大物参戦。

そしたら本家が舞い戻る。

うける。

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豆島  圭
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