創作大賞「いかのおすし」(ネタバレありのふりかえり)
数少ない豆島ファンのみなさま。
この度は、創作大賞2023 ミステリー小説部門 応募作品「いかのおすし」を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
この記事とコメント欄は、基本的に既読の方が対象で、ネタバレ有ります。
(※文章修正してネタバレ少し減らしました 2023.7.1)
この記事のコメント欄に、読了感想の他、「あそこがよく分からない」などの未消化・疑問・不満 等々、なんでもお寄せくださると泣いて喜んで返事しちゃいます。よろしくお願いします(*´ω`)
さて、そもそも「いかのおすし」とは・・・
・・・だそうで、ここ20年の間に大人になった方、子供を育てていた方、なら少しは聞いたことがあるかもしれません。
そうは言うても、ですよ。
「おはしも」「おかしも」はじめ、企業、自治体レベルでたくさんの標語が乱立し、なかなか覚えられない。というか、覚えるだけじゃ意味がない。
「知らない人についていかない」
→ 知っとる。幼児もみんな知っとるけど、被害に遭う。
「おおごえを出す」
→ だせるか? いや、大人だって出せないで被害に遭う。
っていう話です。
子供は経験が少ない。
怖い経験は積ませたくないけれど、経験しないと分からないこともある。どうすりゃいいのさ(;´・ω・) 標語だけじゃ心もとない。
方法のひとつとして「なるべく具体的に教える」必要はあると思います。(たとえば「知らない人」という表現は抽象的)
でも、その正解は家庭によって違うのでしょう。
「ぜひ、ご家庭で話し合ってみてください」にっこり(by 定年間近な担任高橋)
「うちはちゃんとやってます」(キリッ)
「母親なら子供のこと、何でもわかっちゃう」(ニヤリ)
「挨拶するの、しないの、どっち?」「110番なんかかけていいの?」(判断力の未熟な指示待ちっ子)
また、子供に「言う」ばっかりで「聞く」が足りないなど。
この物語の中でそのような親子を地味に描いています。
それらを「いるよね、こーゆー親(子)」と、他人事だと思いませぬよう。
なんか偉そうなこと言ってますが、これら全部、自分のことです。自戒の念を込めた話です(;'∀')
*
この物語は、犯人やトリックを楽しむ本格ミステリではありませんが、いくつかの仕掛けは用意しました。
「そういえば!」「あれ? どこで間違えた?」と、再読させたいつもりなのですが・・・どこまでそう感じていただけたか。
「後出し、ずるい」とならないよう、ヒントはたくさん散りばめたつもりではあります。
ぜひ、①から細かいところも見落とさずに読んでいただけると幸いです。
っていうか、①読んでますよね?(;'∀')
あらすじや大量のリンクで、埋もれてる気が。
不安なので⑦話の最後だけ「①に戻る」というリンクも貼り付けています。
そのような、伏線やヒントがどこまで届いているかが、誰かの反応がないと怖いです(;'∀') ミステリ書く人、そうじゃないかな。聞いてみたい。
だから、私も皆さんのミステリ読むときは、コメントになんか怪しい!って気付いたことは書こうかな、と思い始めてます。
最終的に7万字ちょい超となりました。
久々の長編、とても楽しかったです。
長編は、人物の気持ちに入り込めるところが本当に楽しくて幸せな時間だと思います。幸せでした。
連載開始前のWord下書き中、シロクマ文芸部さんのお題でスピンオフのような話をふたつ作成していますので、よければあわせてお読みください。
ああ、この時間の「めあて」を達成していませんでした。
読んでいただき、本当にありがとうございました。皆様の「ポチ」や「コメント」のおかげで、また創作意欲が湧いてきます。生きてて楽しいな!と思えます。
本当に、ありがとうございました。
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