二ホンミツバチ救出大作戦(心優しい支援の方々に感謝)
栃木県益子町の山間の人が住んでいない民家が、自然豊かな一夜を過ごそうと希望される方々に活用していただくためにリホームされることになりました。すでに工事が始まっています。その縁の下に二ホンミツバチが巣を作っていたのです。すでに殺虫剤での殺処分も検討されていましたが大家さんの二ホンミツバチを助けたいとの気持ちが工務店さんを動かし、何人かの手を伝わって私のもとに届けられました。
しかし私の手元にはミツバチ吸引器がありません。縁の下では女王バチがどこに逃げてしまうかわかりません。工務店さんも全面協力で「床をはがして支援します」とのことでしたので、ミツバチが縁の下の奥に逃げ込まないよう床と土間の間の仕切りを利用してそこに蜂の逃げ場所を作り、万が一の場合を考えて黒い網戸ネットと黒のビニールをも用意しました。
下記の写真は依頼者や関係者と協力して行った二ホンミツバチ救出大作戦の一部始終です(6月27日午後)。貴重な二ホンミツバチを殺すことなく捕獲するための参考にしてください。
1 実施日の数日前から西洋ミツバチ仕様の巣箱を二ホンミツバチ仕様に改造しました。巣箱本体に合う上部蓋箱がなかったために改造しました。巣箱の入口はそのため2か所になってしまいました。
2 巣枠は西洋ミツバチ仕様の巣枠を切断して短くし、バーナーで焼いてミツロウを塗りました(ミツロウを塗らないと巣を巣枠に接着させなかったり数日後に逃走の原因になる)。巣枠を切断してつなぎ合わせはホチキスと接着剤です。巣箱右側下側の板は2つ巣門が出来てしまったための仕切り版です。
3 西洋ミツバチ巣枠と二ホンミツバチ仕様に改造した巣枠です。
4 民家玄関の床板をはがすと4枚の巣版が見えました。この奥に7枚の巣版が隠れています。
5 巣版を外しながらミツバチの群れを奥に追いやって行きました。写真左奥には逃げられないように遮蔽を施しました。蜜蜂はここに蜂球の様な群れを作る一方室内にも数千匹が群れ飛んでいます。
6 取り外した巣版の一部(蜂児が見えます)
7 巣版を巣枠に取り付けます。糸は木綿の太い糸を使用しました。理由はこの糸は後に蜜蜂がかみ切って外に出してしまうからです。
8 元巣の近くに巣箱を置いてその中に巣を取り付けた巣版を少し間隔をあけて挿入します。間隔をあけないと蜂のとりつきが上手くいかない場合があります。
9 ネットで蜂をすくい取って巣箱の上から巣箱に落とし込んで行きます。これを蜂がほぼいなくなるまで繰り返します。夕方になると戻ってきた外勤蜂もすくい取って行きます。巣箱に蜂を落とし込んだらすぐに箱の上蓋を占めてください(これの繰り返し)。
元巣の近くに置いた巣箱に外勤蜂が素直に入ってくるのを確認したところから女王バチが捕獲できたと判断して入口を占めて約10キロ離れた茂木町に移動しました。
9 茂木町のキュウイの木の下に移動しました。
10 移動した日は蜜蜂は巣箱内にバラバラに張り付いていましたが。次の日、ミツバチが巣枠にとりついているのを確認したので、巣枠の間隔をビースペースを確保するように間隔を狭めました。
これで職種の異なる皆様、見学者の協力により二ホンミツバチの救出大作戦が完了しました。皆様の二ホンミツバチを思いやる温かい心に感謝します。
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