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パピルスのろしのまとまらない書き流し

パルパスの素敵なおうち 抄


そのお家は、とっても素敵。
一階は、居間と広間と客間と書斎と美術品の間に控え室と食堂、キッチン納戸風呂トイレ等々。

居間は居心地良く、皆適当に寛いでいる。
広間はちょっとしたイベントに使ったり、室内遊び場になることも。
客間は落ち着いた空間で複数ある。庭の見える部屋は特に素敵。
食堂には大きなテーブルがあり、窓が広くて開放的で眺めがよい、などなど。

二階へは、居間から上がる階段がある。
三階へは、広間の隅から螺旋階段を登って真っ直ぐ(ではないけれど)いける。二階部分は壁の構造。
四階へは、家の外付けの立派な階段を。やはりこちらも他の階に入る作りにはなっていない。
途中でテラス替わりの踊り場があり、そこには椅子や小さめのテーブルがあって天気の良い日は誰かがのんびり過ごしたりしている。
雨風の日はどうするかって?
大丈夫。エレベーターがある。

どの階段も、一階とだけ繋がっている。各階を繋ぐのが、エレベーターだ。
立派なエレベーター。車椅子の人が二人入りやすい広さ、アップライトピアノが入る広さ、ベッドが横のまま入る広さが良い、と伝えて作らせた特注エレベーター。閉所恐怖症の人が作ったみたいな。だけど、実際使ってみると安定感のある静かで滑らかな動作で快適だ。

そして部屋の一部に出来る仕様。
何処のフロアでパーティーを開きたいときなど、広く使いたい時。
先日はピアノミニコンサートを開かれたけれど、そのときにエレベーターをフロアに開けっぱなしにしておいた。
その前は、お誕生日会に使ったっけ。
いつもと部屋が違ってみえるし、開放的になって好評だ。
木張の床だけど、ピッタリはまる絨毯マットもあって、状況に合わせて使い分ける。

それから各階を繋ぐものは、猫の出入り穴。双方に扉があり、入れたくないとき、出したくないときに閉める。閉めれば防音は完璧。Uの字通路のため、覗いても見えない構造。

下の階には猫タワーやら猫用階段を壁に取り付けている。まあ、猫は気まぐれだから迷子にならないよう、首輪に階も含めて位置情報がわかるタグをつけていて、居間の画面やらスマホでも居場所が確認できるので安心だ。

エレベーターには扉が二面にある。中庭に面したところだ。トラックが乗り入れられる中庭で
だから一階と二階はコの字型で、三階以上がロの字部分が住居となる。
中庭は勿論扉を付けているので、猫を中庭に出す時は必ずしめてから。

二階は広いベランダがあり、布団や洗濯物を干したり、グランピングをしたり、ハンモックでまったり過ごしたり、机と椅子を出してお茶をしたり。
このベランダにも各階からそれぞれ階段があって、共有スペースだ。

では、誰が
どんな人が住んでいるか。

続く







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