関西の夫の実家へ

金曜日の午後から、仕事の後、金沢駅から、新幹線、サンダーバードと乗って大阪へ。
夫にとっては脳出血で倒れた以来、約半年ぶりの遠出です。
金沢では、平和町→金沢駅の道が混んでて、新幹線間に合うかヤキモキ。
新幹線、サンダーバードともがら空きで、あっという間に大阪駅。
さすが、花金、人が多いけど、観光客は少なめ。
観光客がかたまって道を塞ぎ気味の金沢駅より、数倍速いひとの流れに、「ああ、帰ってきた~」って、ホッとしました。
阪急の乗り換え。
夫が持ってたモバイル・ICOCAは、なんか使えず、駅員さんに確認してもらうと「南海線で未精算になってる」と言われた。
脳出血の後遺症のある夫が経緯を思い出せるか?
でも、阪急電車の中で、4月30日の記憶をたどる。
南海電車を使ったとなると、海外出張の帰り、関空からの戻りで南海電車使った?同じ駅で出たり入ったりしてしまった?
 さすがに細部まではたどれなかったが、関空の戻りで、どなたかを送りに途中まで一緒に立ち寄った…時に南海電車に乗ったらしいまではたどれた。
もともと方向音痴の私、方向感覚が確かな夫、でした。
病気になった後でも方向感覚は元のまま、阪急三番街にも「こっちからの方が早いのに」とずっと言ってた。ただ、暗くて細い階段を私が避けたかったからちょっと回り道したけど。食堂街の方を躊躇わずに向かったしね。
最後に川西能勢口からタクシーに乗った時も、運転手さんにちゃんと道順や曲がり角を言えてました。言い方は確かにちょっと変?かもしれんけど。
ほんまに、要介護?な人なん?
言葉の使い方が変やったり、言い間違いする人って、他にもぎょうさん居てるやろ?
マジマジと寝顔をみてました。

夫の実家ではふつーにトイレとか間違えずに行ってたし、昼間は長男を指導して、庭の草刈りをやってました。

息子と空き缶を捨てに、散歩がてら、コープに行っての帰り道、ご近所さんと出会い、ひとしきり、世間話をしてました。
え? 言葉、大丈夫なん?
ところどころ、長男が経緯を説明し、病後の後遺症が残っていることを説明はしてたみたいだけど、なんだかご近所さん、2軒ぐらい出てこられて、いろいろ話してた・・・
確かに何度か聞き返し、言い直しする必要はあるけどね・・・
まずは、自分の話し方がまだまだちゃんとできてないという自覚が本人にあるので、おかしな部分は相手もちゃんと汲み取ってくれてるみたいでした。
高次脳機能障害はあるんだけど・・・易怒性とか易疲性?のベクトルには行ってない・・・ちょっと話出したら止まらない?的なところは以前とはちょっと違うかな?とは思うけど、でも、「その辺で終わったら?」と水を向けると素直に従ってくれるし、特段言い張るとかはしないので、この辺も、たぶん、社会生活上困るのか?というとそう酷い状態ではないかも・・・という気がする。
  帰りもサンダーバードの乗り場で、駅弁を買おうとした私に、「店、こっちじゃない?」と正しく教えてくれたし、やっぱり、方向感覚は以前のままだ。
  自動改札口も、切符は差し入れ口に入れる、阪急の時は、ICOCAカードをタッチする、の使い分けがちゃんとできてたし(1ヶ月前、富山に行った時は、切符をタッチして、あれ?ってなってた)、車内のトイレもついて行かずに自分で行けてたし、ゴミとかも分別してほかせてた。
電光掲示板に次々と流れてくる駅名をずっと読む練習をしてた。
英語も読む練習をしてました。

ほんまに、要介護ナントカ・・・なん??


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