そろそろ漢字も
失語症の後遺症がある夫は、自主リハビリとして、「鉛筆で書く百人一首」を読んで書いての練習をしている。
現代文と違う読み方、書き方があるので、なかなかハードル高い。夫は、ひらがなが読める、50音表が使える。
この辺、感覚性失語症では「漢字はわかるが、ひらがながわからない」人が多いと・・・ネットで言語聴覚士さんの書かれたものを調べるとそういうことを書いてるものが多い。
しかし、夫は早くから「ひらがなが読めていた」ので、るびを振って、ひらがなで全文を書いたら、がんばって読んでいた。
百人一首・・・私も夫とつきあって毎日のように読んでいると、実によくできている・・・
改めて「ああ、そうかぁ」と感じ入ることが多い。
五七五七七のリズムはもとより、子音、母音の並べ方、
「うた」なのだとつくづくと思う。
季節を表す花鳥風月、そして、何度も何度も出てくる言葉も・・・
そろそろ漢字もどうだろうか。
何度も何度も登場する言葉は、そろそろ「ふりがな」に頼るのは止めてみたら・・・と考えて、
鬼教師の私は、「山、風、紅葉」は「ふりがな」をぬりつぶして消してみた。
「よみがな書きたい」と懇願されたけど、この3つは「だめ!」と首を横に振った。
がんばれ!