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映画「Ryuichi Sakamoko/ playing the Orchestra 2014」

坂本龍一氏の「弾き振り」でのオーケストラ・コンサート
WOWOWで放送されたものを映画として上映

つくづくと・・・
坂本龍一って、日本人だなぁと・・・強く感じた2時間のコンサートでした。
YMOで、テクノ・ミュージックで、一世を風靡した・・・という色が濃いけど、さすがは「教授」です、
うん、教授・・・という佇まいが滲み出てて・・・
そして、音色、メロディの進行、和音、聴いていると、オーケストラの、洋楽器の音色の中に「雅楽」の音が聞こえてくる。
この人の根っこには雅楽がある・・・和楽器がある・・・そう強く感じさせられました。
惜しむらくは、映画館だから、音がちょっと割れ気味で・・・
コンサートホールでのフィルム上映にして欲しかった気がする。

自分自身で指揮もして・・・手の動き、姿勢・・・スーツじゃなくて、着流しでいいかも・・・って思えた。
曲名はあまり知らないけど、耳に残る「あ、知ってるぞ」って曲・・・「KIZUNA」とか「AQUA」とか「八重の桜」のテーマ曲とか・・・
でも、やっぱりアンコール曲の「戦場のメリークリスマス」の曲・・・これ、真打登場って感じでしたね。

夫も一緒に行ったのですが、やっぱり最後の「戦メリ」で「ああ、これ、ね、これこれ」って表情になってたし、見終わった後も、あの曲だけは知ってたわ~って言ってました。
テクノ・・・で世に躍り出たってのは、ソロになってからの坂本龍一氏の音楽の、むしろ「異端」だったのかも?とも思っちゃったなぁ。

素敵なひとときでした。

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