内向型の生き方戦略
きらびやかな服や鞄、装飾品が世の中を彩る。
マスメディアがそれを後押しする。
ママ友と話してても、子供の自慢話、あの子だけには負けたくないと争いのご様子。
ただ、あんまり興味がわかない私。
なぜ世間の方々はマウントを取り、見栄まで張り合うのか。
自分自慢をして出る杭打たれたくないから、子供を使って優越感を感じたいママが多いのか。それともただ単に、子どもと自分が一体化してしまっているのか・・・・・・
いすれにせよ私は自分を出すことが好きではないから
アピールしたり自慢したりマウントとったりすることはしない‥
傍から見たら秘密主義に見えるかもしれない。
いいのだ それで。
最近、内向型の生き方戦略という本を読んだ。
社会には、2タイプいるそうで、簡単に言うと、
外向型 と 内向型
著者はこれを夫々、
社会維持型 と 境地開拓型 と名付けている。
本書は、2タイプの性質の違いを、主に 境地開拓型の人の目線で主に書いている。
社会維持型の人を 批判若しくは若干悪く言っているような気もする過激な文言もあるが、おおよそは境地開拓型、つまりは内向型の私にとって非常に共感できるものばかりであった。
社会維持型(外向型)
刺激に鈍感
人を蹴落として社会でポジション争いをして生きていく
強い刺激がないと楽しめない
見栄っ張り
競争
普段は自堕落 やる時はやる
欲や野心を目指しながら安泰を作ることが生きる目的
野心とは→賞を受賞する事 ポジションを得ること お金を稼ぐこと シェアを奪う事 販売数を増やすこと
社会を構成するどの歯車になるか、が大事
所有物を多数持ちがち
境地開拓型(内向的)
刺激に敏感
些細なものでも楽しめる
共有することに喜びを感じる 人のためになりたい
普段から全力 完璧主義
好奇心を満たしながら意味あることをすることが生きる目的→普段から好きな事をすることが生きる目的。それは直接社会の中で役立たないことが多い
社会維持型の社会での競争に勝ちにくいため無力感を持ちがち
社会維持型ばかりの世の中で、「その彼らに向いていること」を、「誰もが出来ること」と錯覚してしまっている → 無力感を持ちやすい
所有物は少ないほうがよい
ちなみに、世の中
8割が社会維持型(外向型)で、2割が境地開拓型(内向型)とのこと。
社会の8割が見栄を張るマウント族ばかりなんだから、そりゃ周りにそんな人たちが溢れてるよな。
約20年前の大学卒業後、社会で生き抜くためには図太さや汚さ、人を蹴落として自分を優位に立たせること、大人の世界ではそれらが必要だと学んだ。
40年近く生きてきてなぜ私はできないんだろう、どうしてみんなのようになれないんだろうと考えた時期もあったけど、本書を読んで、自分の性質はそのままでいいんだと背中を押してくれてる感じがして体か軽くなった気がする。
自分に自信を持てない内向型の人にとってお勧めの1冊。