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遺言16

本物の遺言になりそうだ。

明日、いよいよ病院である。

早朝予約の為に早めに就寝しようと処方してもらった睡眠導入剤をひとつ服用。

眠れない時にひとつ服用すればすぐに眠気がくるはずなのに今宵はそうもいかない。

23時に飲んだのにもう1時である。

あいつが死んでからずっと聴いている
江利チエミのDanny boy

やはりこの季節だった。

辛かった。
その時の寂しさがまた。

あいつとあいつは死んだ。
そしてあいつも今、その状態にある。

心優しいやつは早くに逝ってしまう相場はもういい。

今日は寝る前ヨガもできない。
星空を見上げる気力もない。

家族の前ではご飯を2杯おかわりした。
「明日病院だから食欲なくて…」と冗談を言いつつ別に平気ですアピール。

漫画みたいにいっぱい口に入れて
「あー食欲ない!」と元気いっぱいに振る舞った。

今日の午後。
大きな家具。
電化製品などの3つ処分した。

あとは病院でどのくらいなのかの宣告を受けてから服や細かい雑貨などを。

その前に週末はおじいちゃんの故郷岩手県へ。
平泉金色堂へ。

体力はある。
あと少し気力があれば乗り切れる土日になるだろう。

医療が進んでいるならその進んでいるもので治してくれと言いたいところだった。

今はその気持ちはない。
逝くとこ逝ってあいつとあいつ、実家にいた一匹と一羽の様子を見てくるのも
これまた良し。

親より先に逝くのは子としては不幸者だと言うけれど。

一刻も早く藤井風くんのライブへ行きたい。
間に合ってほしい。

先に逝っているあいつとあいつは藤井風は知らない、谷村新司さんが亡くなったことも知らないはず。

わたしが教えにいくまでこっちの情報を安易に探ろうとするな。

怖くて寝れない。
これをカッコつけて言う人もいる。
それはそれでいい。

わたしはそこをカッコつけることができない。
怖いものは怖い。

しかし、わたしにはとある任務がこの世で残っている。
それを終えるまでは絶対に逝くつもりない。
終えた翌日に逝く。

待ってろ、あいつとあいつ。
勝手にわたしをネタにして笑ってるんじゃない!

まず待て待て。

いのち短し
藤井風ライブの早期開始希望

いのち短し
函館のやきとり弁当中のタレ、生姜多め

いのち短し
谷地頭温泉、帯広モール温泉に行きたかった。

いのち短し
35歳を過ぎてできた4人組心の友よ。
最後の曲はやっぱり東方神起のいつものか藤井風の「帰ろう」
ではなく「まつり」で大いに盛り上がってくれ。

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