京都•比叡山の旅①
車を走らせること6時間、
京都•比叡山を訪れた後、
名古屋から下呂温泉と巡ってきました。
(小説の舞台の下見も兼ねているのは秘密で)旦那と両親と行ってきました。
京都(知恩院•八坂神社)
まずは知恩院を訪れたい。と、その前にお昼を食べに京料理のお店へ。とても美味しかった!
ご飯を食べてから八坂の塔を通り抜け、知恩院・八坂神社を目指す。
修学旅行の記憶が蘇り、それ以来の訪問だと気がつく。時の流れがこわい・・・
知恩院では丁度この日から御忌大会(ぎょきだいえ)の法要をやっていて、貴重な様子を拝見できた。法然上人がお亡くなりになられた日を期して行う法要だそう。
それから御朱印もいただき、次の目的地
祇園喫茶Rinkenへ
祇園喫茶でクロワッサン
喫茶店やバーなどが佇む小路に外国風の紺色の外観が見えてきた。
カウンターの席はいっぱいそうでダメ元で聞いてみると、運よく4人入ることができた。
芸者さんも絶賛していたクロワッサンがどうしても食べてみたかった・・!
外はサクサク、ぎゅっとつまった中身はやわらかくて感動的な美味しさ。
紅茶とクロワッサンをいただきながら、店主さんやお客さんと気さくに話がでる雰囲気で楽しいひと時を過ごした。
滋賀(琵琶湖と比叡山)(*物語風)
清々しい空に青紅葉の細い木々が風に揺れる山道を登っていく。
途中、光を浴びた琵琶湖の眺めに声を上げた。
大津の街中からさほどかからないうちに気温も空気の流れ方も変わっていくようだった。
まずは東塔の大講堂を訪れる。たまたま法要を行うところで、雅楽が流れながら僧侶たちが次々に大講堂へと入っていく。
本日は「山家会講経論義」という法要が行われる日であったらしい。
法華経についての問答論議を行うもので、弟子たちの問いに位の高い僧侶が答えるという法要である。
参拝者たちが正座をしながら見守るなか、法要がはじまる。
献灯の香りに響き合う読経が遠いどこかへと連れ出していく。
言葉では表すことのできない、掴まれたような胸の痛みに手を当てた。
神々しさに慄いたのか、感動したのかわからず、涙が流れそうになる。
ざわざわと大きくなって、その痛みはやがて清らかな水が洗い流していくように、すーっと引いていった。
痞えや雑念に囚われた心が洗われる瞬間とは、このことなのだろうか。
そう考えながら目を閉じ、手を合わせた。
それから根本中堂へと歩いていく。改修工事のため外観が見ることができなかったが、御堂に入ることができた。
薄暗い中で1000年以上燃え続けるという不滅の法灯を見つめ、僧侶の話に耳を傾けた。最後に数珠を買い、腕につける。
どうか日々穏やかに過ごせますように、そしてまたいつかこの場所に来ることができますようにと、祈るのだった。
また続きも投稿したいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!