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夏休みの思い出


それは小学校の頃の夏休み。
連日暑く(といっても、いまほどではない)て、参っていた、とある日の事。夜中にむくりと起きると、母も起きていて、「冷たい物でも見に行くか!」と誘われ、近所のコンビニに二人仲良く手を繋いで行きました。
いま、冷静に振り返ると、夜中の二時とかでした。
冷房でひんやりしてる店内、どこか眠たそうな店員さん、冷気がこぼれ落ちてくる冷蔵ケース…。
昼間と何か違う感じがする、それらに妙にわくわくしたものです。
「明日っていうか、今日の昼にでも食べたらいいよ」と、母はアイスを買ってくれました。私は「うん!」と答え、わくわくして、家路に着きました。
次の日の朝、ちょっぴり寝坊しましたが怒られませんでした。
ささやかな夏の一ページです。

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