毒親育ちの私は「断ること」を許されてなかった為に断ると、罪を犯したような気持ちになる話
私は『毒親育ち』なので、
小さい頃から断るという選択肢を与えられずに大人になった。
なので、『断る』が苦手だ。
だからと言って何でもOKな性格ではないので、
厄介なのだ。いつも悶々としていた。
子供の頃からはっきりした性格だった。
たいてい悩まずに心の中で、
『イエス』『ノー』の答えは出ている。
でもそれを口にすることを許されていなかった。
特に父は断ると、
「おれがせっかくやってやってるのに、
その態度はなんだ!何様だと思ってるんだ!」
「誰に飯を食わせてもらってるだ、生意気だ!」と
ブチギレタイムが始まる。
断った時の罪悪感を植え付けるのだ。
私の態度が気に入らないと叩かれたりもするので、
全然好きじゃなくても
「わー美味しそう」と言わなくてはならないし、
とんでもなく可愛くない絶対着ない服なのに、
「これがお前に似合う」と言われれば、
欲しいのが別にあっても、
全然好みじゃなくても
「わーこういうの欲しいと思ってたんだ」と
言って、父を満足させなければなからなかった。
家の中を平和にする為に自分の感情なんて
大事に出来なかった。
だから、我が子が
「これいらない」とか
「やっぱり行かない」とか、
『あっさり』断ってくることに
驚いた。
友人関係にもそういうことはあって、
Aちゃんと友達と遊ぶ約束をしていて、
同じ日にBちゃんに誘われたら
「Aちゃんと約束しててごめん、また今度誘って」と
言えばいいだけなのに、
気分を悪くさせないか気まずくならないかが
先に来てしまいすぐ返事が出来ない。
散々悩んで返事をするのに、同じ状況になった時、
友達に「ごめーん◯◯ちゃんと遊ぶ約束してる
んだー」とサクッと断わられて、
ちょっとショックだったりする。
よく考えたら、シンプルなことなのだ。
子供達もサクッと断ったり、断られた後に次の
約束をしていたりして人間関係が悪化してない
ことに驚いたりする。
私の親は
・子供にも考えがあることを理解できない。
・子供にも予定があることを理解できない。
・子供にも拒否権があることを許さない。
子供は自分の思い通りに行動すべきだと
思っているので、
断わることは許されてなかった。
人間関係で、断り方がうまくない人に出会うと、
断ることを許されてなくて、うやむやにしてるのかもな。と勝手に想像している。
父親が愛人と暮らすからと私たちを捨てて
家を出て行った後も、
たまに渡すものがあるから何時に行くと
電話が来て(当時は家電)まず出ないと
電話に出るまでかけてくるし、
その時間は居ないと答えても、
「おれがせっかく時間を作って行ってやるって
言ってんのに、それより大事なことってなんなんだ!?」と電話口でブチギレていた。
大人になって、
「じゃあ、いつなら大丈夫?」
「わかった、◯曜日の◯時に行くね」
というシンプルな会話で済むことを知った。
もう、毒親とかやりとりは全てが遠回りで
神経をすり減らし面倒なのだ。
今でもまだ苦手で、なるべく誘われないように
生きている 笑
「断られること」も同様に苦手で、
なんだか全てを拒否された気持ちになって
しまうので、なるべく誘ったりしないように
生きている 笑
そんな私にも果敢にランチに誘ってくれる友達が
何人かいる。
断ったり、断られたりしても信頼しているので、
拒否されたとかそんな気持ちにはならない。
そういう友達とは何十年経っても、
感謝しながら大切に
付き合って行きたいと思っている。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。