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LOVEな感情とlikeな感情と

突然ですが、
私は官能小説があまり好きではありません。

もっと言うなら、
その延長線上にあると思われる
アダルトビデオと呼ばれるものには、
嫌悪感すら覚えます。

およそ平成初期に青春時代を迎えた世代にとって、
ナンパと合コン(あるいはパーティー的なもの)が、異性との接点でもあったわけです。

いわゆる“お持ち帰り”の文化ですね。

不特定多数の異性と関係を持つことが、
一種のステータスになっていた時代でした。

アダルトビデオとナンパ・合コン。

両者には、
性欲をむき出しにするという共通点があります。

良くも悪くも、フリーセックスが推奨された時代でしたね。


また、結婚というシステムにも変化が生じ、
それまで否定的なイメージを持っていた“離婚”
前向きにとらえる傾向が生まれたり、

いわゆる“不倫”をテーマにした映画やドラマが
数多く制作された時代でもありました。

誤解を生じないために明言しますが、
この記事は、
ワンナイトラブや不倫を断罪するものではありません。

ですが、全面的に肯定するわけでもありません。

ひとつだけ確実に言えることは、
平成という時代を駆け抜ける中で
男女の関係性に
大きな変化が生まれたということです。

昭和の頃には
男性が仕事
女性が家事育児
という役割分担があったのですが、

今は、男女を問わず社会で活躍する時代となりました。

したがって、多くの異性と交わることになるのですが、平成初期に流行した価値観で接していると、大きな事故が起きることになるでしょう。

では、どうすれば多くの異性と交流することができるのか。


私の体験で言えば、LOVEとLIKEの感情を上手に使い分ける必要性があるように思えます。

まず、LOVEという感情は、特定の人だけに向けるものです。

ここに言うLOVEという感情には、ストーリーが必須条件となります。

そう、美しさ、美学が問われてくるのです。

ここでは、Kissを最終目標として、いかに美しいKissをするかが課題となります。

その後のベッドインはオブラートに包み込みます。
文章や映像で、直接的に表現するものではありません。少なくとも、私の好みではありません。

性慾は、
特定の場所で、
一時的に解放されるものであり、
決してむき出しにするものではないと考えています。


次に、それ以外の、不特定多数の異性との関係ですが、LIKEという感情で接します。

ひとりの人間として、尊敬の念を抱くといった感じでしょうか。


私には私の“LOVE”があるけれど、あなたにはあなたの“LOVE”があることでしょうから、その関係を大事にしてください、ということです。


昔の価値観で言えば、食事→ベッドインという流れがあったわけですが、明確に線引きする必要があるわけです。

もちろん、
相手のあることですから、
相手によっては勘違いされることもありますが、
二人の間に“LOVE”な関係が生まれないことを断言する必要があります。

デート的な触れ合いと
社交的な食事会合との区別をつけるということですね。

社会人として、人脈を広げる必要性に迫られることがありますが、ビジネスライクな関係よりは、フレンドリーな関係の方が、より商談が進みやすくなるものです。

どれだけ異性と、お友だちになれるか。

社会人として活躍するためには、必要なスキルになってくることでしょう。

“LOVE”な関係も大事なんですが、“LIKE”な関係も大事にしていきたいものですね。


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