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心が疲れた時に読む本

社会人生活って
とにかくストレスが溜まるものです

社畜なるワードが
ネット上でも飛び回ってますよね

ブラック企業なる言葉も
世間に流布されています

世間の人は
お疲れのご様子です

もちろん
私もその中のひとり
なんですけど(笑)

もともと日本人は
「勤勉」や「誠実さ」
を美徳してきたきらいがありますよね

昭和生まれの人なら
「根性」だの
不撓不屈ふとうふくつの精神」だの

そんな言葉で
しつけられてきたものです

私自身
警察官だった祖父の影響もあり
子供の頃は剣道部に所属していました

今はそうでもないけれど
昔は少しでも泣き言を吐こうものなら
竹刀でボコボコにされたものです

また
私の思春期は
そのほとんどを
仏教思想の追求についやしてきました

別にお寺さんで生まれたわけでも
ないんですけどね

仏教思想にも
様々なものがありますが
特に修行や修学を旨とする
自力本願(念仏宗の言葉ですけど)系の宗派に
憧憬どうけいしたものです


それはさておきです
今回ご紹介したい本はこちらです


働くことはすばらしい。
しかし、仕事の奴隷になってはいけない。

渡辺和子「置かれた場所で咲きなさい」

“あなたが大切だ”と誰かにいってもらえるだけで、
生きてゆける。

同上

いきどおりながらも
うつくしいわたしであろうよ
きがら きながら
うつくしいわたしであろうよ   (八木重吉作)

この詩がうたっている「うつくしいわたし」こそが、心に笑顔のある人なのかもしれません。

同上

渡辺和子さんのこのご著書に初めてふれた時は
涙が止まりませんでした

「心のうつくしい人」にこそ
真実があるのかもしれませんね

渡辺和子さんは
ミッション系の大学を卒業してのち
その生涯を
キリスト教に捧げられた方です

世間の荒波に押しつぶされて
心身ともに疲弊している時には

いったん
伝統的な日本思想や仏教思想を
エポケーした上で

キリスト教に携わる聖者の説く
ゆるしの心」
にふれてみるのもいいものです

周りにいる人々を愛し
まっすぐ進むことのできない自分を許す

聖書の世界に落涙する自分こそ
本当の自分なのかもしれません

それではまた


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