法律の勉強をするということ
昨日に引き続きNetflixの一気見第二弾です。
新庄耕原作、大根仁監督「地面師たち」
2017年に実際に起きた積水ハウスの詐欺事件をモデルにした作品です。
ストーリー自体は、半フィクション的なもので、いわゆる感動作と呼ばれる類いのものではありませんが、俳優陣の演技にとにかく痺れます。
詳細は述べませんが、特に、刑事役のリリー・フランキーさんと地面師のリーダー役である豊川悦司さんの対峙シーンには痺れました。心の奥底からゾクゾクさせられました。
個人的には、この「地面師」という単語にものすごくノスタルジーを感じ取ることができました。
この「地面師」をいう単語を初めて耳にしたのが、土地家屋調査士の勉強をしている時です。
司法書士と土地家屋調査士とは、実は職務内容が隣接していて、勉強内容もかなり似通ってくるのですが、およそ、不動産を勉強するに当って、その根本に置かれますのが、民法になります。
この民法という法律ですが、一般の人にはあまり馴染みがないと思われます。内容としましては、契約法と身分法の二本立てとなります。
この契約法の部分で、財産の定義がなされ、大きく動産と不動産に分類されることになるのです。
大学におきましては、概念的な勉強になりますが、資格取得のための勉強ですと、かなり実務的な部分まで問われます。
とにかく法律の勉強は難しいです。
なぜこんなに複雑なのでしょうか?
理由は明確で、犯罪を防ぐためです。
不動産関連で言いますと、前述の「地面師」をはじめ、「地上げ屋」「占有屋」などと呼ばれる集団による犯罪が多いです。
不動産の売買には、とてつもなく大きな金額が動くことになりますので、そこを付け狙う犯罪集団が跋扈しているわけですね。
法律の勉強は、私の青春時代の1ページです。
そういう意味で「地面師」というワードは、個人的にノスタルジックなものなんです。
青春時代の甘ったるい?思い出に浸れた週末でした✨