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ぶっ飛び一直線…

 放射線街路というのは都心を起点に放射状に延伸する幹線道路で、それに対となる環状街路は都心を中心とした円状に配置される一種のバイパスだ。それは都心に集中する放射線街路からの交通流を分散して迂回させる役割をもっている。現状では羽沢には自動車交通上有意な施設は貨物駅と生花市場しかないようで、そのため羽沢池辺線を当地で終点としたのは同道から羽沢に来る交通流を環状2号線に分散させるのが目的と思える。
 しかし横浜市北西部から羽沢池辺線を通ってくる交通の多くは横浜市中心部を目指すからもし終点(起点の建前だが実利用上は終点だろう)を羽沢とするのは意固地のような。だから羽沢からさらに大深度トンネルを掘って横浜市臨港部を縦貫する臨港幹線に接続したらどうかと考えた。もしそうすると横浜市北西部と横浜市中心部が直結できるだけでなく、港湾物流の横浜羽沢駅への誘導が見込まれる。現時点では港湾物流が横浜羽沢駅を利用するのには三ツ沢へのつづら折りの急坂を登って岡沢町の鞍部へ下りまた片倉町への急坂を登るという相当不自然でエネルギーロスの多いルートを通っている。羽沢池辺線を臨港幹線と繋げることによってやや平坦な道を経て横浜羽沢駅を利用するということが可能になるだろう。そして不便な横浜市北東部と中心の連絡も改善される。
 最後に臨港幹線とは何であるか簡単に説明すると、子安通付近から国道15号線(第一京浜国道)と分かれて千若町、山内ふ頭を経てみなとみらい地区を縦貫しさらに新港ふ頭を経て山下公園地先を通り山下ふ頭、終局的には本牧ふ頭に至る幹線道路(写真の左下に湾曲する道路)だが、なぜか横浜市はその全容を公表しておらず現時点では都市計画決定されていない。おそらく山下公園地先を埋め立ててその地下を通すらしいから市民の反対が懸念なのだろうかと思う。ところが臨港幹線自体は内陸の交通を緩和する呼び道となるので合環境的なのではないだろうか。まあその場合係留された氷川丸をどうするかということになるけど。西浦木負浜にあった洋上ホテル客船スカンジナビア号の二の舞を踏みたくないというのもあるだろうし。また山内町から橋本町にかけては歩道がなく、せっかくの港湾ビュースポットたりえたのに自動車でやや高速に通行するだけの施行としたのは残念。
 じゃあねまた明日。


東京都は港を魅せる努力をしているのに横浜市は神奈川台場を残すということもしない
アイデンティティクライシス?
大変です!期待の新地にご立派様が生えています!!

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