獅子浜北から丘の辺の道を
沼津駅前バス停3番乗り場から伊豆箱根バス沼津長岡線または東海バス西浦線に乗り獅子浜北で降りる。そこが本能寺前で、境内を避けてバス停より南(前)へ少し行ったところを左折する。そうすると私がここで紹介する「丘の辺の道」に入れる。
この道は元々静浦東地区から静浦中学校への通学路だったが、学校が統合された今日、水道施設のメンテナンスのために残された只の行き止まり勾配路となっている。
夕過ぎて暗くなってから国道414号線を通る時この道を下から見上げると、防犯灯が点々としているのが不思議だ。
廃道然としたこの道を歩く人はまずいないから。
この道を人が行くのは、廃校舎で行われる映画やドラマの撮影時ぐらいだろうか?
本能寺からの登り口は墓地を過ぎると途中で二股に分かれ、その右手をUターンする方向へ向かう。この先は人の住む家はない。急な坂道を登ると開けた場所に出て通学路と参道に分かれるが、参道の方は吾妻神社の境内となっている。柵で閉め切られていてやや入りにくい。この社殿は小さくて新しく魅力を感じないが境内からの見晴しが良く春先には花も咲く。
Googlemapを見ると、この辺の神社や寺社に必ず出てくるアカウントがあって、その人が投稿した評価は芳しくない。行く価値がないとか。参道は広場を過ぎると急な階段道になり獅子浜に降りられるが、もしかしたら苦労して逆方向から登ってきたわりには大したものがなかったので業腹になったのかもしれない。人の感性はわからないけどマイナスの評価は残念だ。この神社は人もあまり来ないので弁当を使うのには良い場所なんだけど。
そしてこの社には学校への道を挟んで更に奥の院があるみたいだが、鍵がかかって入られない。
この道は幅員の割には山側の擁壁などが堅固に造られていて、通学路兼水道施設点検路として重視されていたのがわかる。しかし本当に人が通らなくて、何度か訪れて人に会ったのは1回のみだった。そして坂を登りつめた地点は山側の横井戸と海側の貯水建屋に挟まれている。
そして廃校舎はその奥の柵扉の向こうに建つ。