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山田隧道?―静浦口野逍遥
静浦丘の辺の道の続きのお話。
多比港新護岸は多比第一トンネルと第二トンネルに挟まれた集落を守るためにある。
多比第一トンネルには狭いながらも山側に歩行者を通すだけの犬走りがあるが第二トンネルにはない。両トンネルとも県道の拡幅と道路の直線化を目的として開削されたから併行して旧トンネルがある。だから歩行者や自転車はこちらを通ることが前提となっているらしい。ちなみに第二トンネルは県道が国道認定された時に歩行者の通行は禁止されたようだ。
歩いて護岸から西へ行くのなら古くて狭い旧道トンネルを通るのも良い。しかし護岸を乗り越えて海沿いに歩くのも面白い。逆に東へ行くのには海岸伝いに通行できないので旧トンネルを通るしかない。
そのため歩行者や自転車は若干の遠回りを強いられる。
第二トンネル手前に歩行者横断用の押しボタン式信号があり、ここを左へ行くと旧県道である。海に突き出した岬を避けるように道が曲っているが進んでいくと分かれ道になっている。直進方向は道幅がより狭く右へ折れる方が本道だと判るが、明治時代には直進方向が本道であった時代があって、山田隧道と言われる村人の手によるトンネルを経て長塚を回りさらに口野切通しを抜けて口野に至るという大変大回りなルートだったらしい。
10年以上前に踏査を行ったものがいてブログに上げているが既に水没していて今日、通行するなど思いもよらない。史跡として見るならば興味深いので将来的にどうにかならないかなとは思う。残されたトンネルは通行不能であるだけでなく民有地との境界も不明瞭でさらに野生動物の出没の危険もあるので覚悟のない人には見に行くのは無理である
ソレヲツウコウスルンダカラネー…
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注:この写真は2021年3月のものです