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コミュニティFMに入社して売上が減った出来事



コミュニティFMへ転職して15年

はじめまして。私はコミュニティFMへ転職して15年のタツと申します。この15年間は楽しくも苦労の連続でした。その苦労から得た経験をコミュニティFMで働き地元の為に頑張っている方の参考なればという思いでnoteを始めます。

コミュニティFMは儲からない!運営が大変!とよく耳にします。
私は「いやいや黒字がでているコミュニティもあるよ!」と言いたいです。
そもそも全国の中小企業の6割強は赤字です。コミュニティFMだから経営がうまくいかないのではなく、そもそも企業としてしっかりとした、営業・ものづくり・運営が出来ているか?と感じます。

そしてローカルメディアだかの強みも当然あるわけです。えらそうにすみません。

まず営業

1番最初にする大切な作業はまず営業です。そして営業する事によって売上を確保する事です。

さまざま局がありますが、どこも少人数ですので編成の仕事やアナウンサーをしながら営業したりする兼任の方が多いのではないでしょうか。

お伝えわすれてましたが、私が入ったラジオ局は当時、ラジオ放送とフリーペーパー(季刊誌)の発行しておりました。その2つの媒体を販売する事が私の最初の仕事でした。
営業に行く事の良さは、お客様の生の声を聴き販売するラジオ番組や紙媒体のニーズを知ることもできるからです。

売上を減らす恐怖

入社した当時、料金表を数日で覚えて、すぐにお客様周りに行きました。

開局数年だったのでラジオへの期待値に溢れている声もいただきましたが1年以上の契約を頂いているお客さまの中には「ラジオ聴いている人が少ない!」「反響が出ない!」と厳しいお声を頂く事があり契約更新を断られる事が多く発生しました。

入社直後いきなり壁にぶつかり、非常に困りました。営業は売上をあげてなんぼの世界で生きてきた私だったので売上を減らす事は恐怖でしかありませんでした。

契約更新をしないお客様はラジオやフリーペーパーの良さを再認識して欲しいと言っても「反響が出ないものにはお金は払えない」と心変わりは難しいです。もうすでに決断している人の心理を覆す事は容易ではありません。

勉強になったと帰るしかありません。

将来の企画


本当の失敗は、お伺いする前に武器を持っていなかったからです。その武器とは将来の話です。「ラジオ放送で次に面白い番組を計画していますし紙媒体でもこんな特集の予定をしています。

楽しみしてください。」とお客様に将来の希望ある話が出来なかった事です。入社したばかりの私はその武器をもっていませんでした。

人は何かを買ったり何かを継続をする際に、その事を決断した後の良いイメージや願望を抱きます。

簡単にたとえると、新しいジャケットを探している人は購入する前に「このジャケットは今持っているパンツに合うかな?」と必ず想像しますよね。パンツに合うイメージのジャケットを様々に想像しながら一番よいイメージの物を購入しますね。

ラジオの契約も同じでCMを放送する事による良いイメージが無ければ契約しません。CMが流れる事によって放送をお客様が聞いているイメージや反響が出て消費者が訪れるイメージを想像できなければ契約しません。

その契約に必要な良いイメージの栄養剤が将来のお話をする事です。
例えは「公開生放送を企画しています!こんなコーナーを考えてますが、何か良い企画のお知恵ございませんか?」「お肉料理の特集をするんです!どこのお店がおススメですか」とか将来の企画をお客様と共有する事にです。

将来の話をすることで一体感をイメージ共有しファンになって頂けることです。だから反響が無くても希望がもてるメディアでなくては契約を継続していただけません。私は将来の企画を営業しながら始めました。この話は大切な部分なので、のちのち深く話をいいたします。

初めての投稿の乱文に最後までお付き合い頂きありがとうございました。

タツ


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