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MacBookで試し打ちしたときの文章

こんにちは。

打ち心地を試すために書いています。


先日のアメリカ大統領選ではトランプ氏が勝利しました。

世界的な極右化が進んでいるという人がいますが、それはソーシャルメディアの台頭で個々人の意見が最も重視されるようになった文化的背景と関連があるのでしょうか。

私個人の意見としては、つまるところどこまで行っても人間は欲深い生き物である、ということに尽きるのではないかと感じています。

漫画『進撃の巨人』で諫山氏が描きたかったのは、人々の中に必ず存在し、導き、時に叱咤する「座標」についてだけではなく、その座標に加わることができてもなお、とどまることを知らない人間の愚かさだったのではないでしょうか。

私は進撃の巨人そのものが、彼が、人間の行く先にあるものについて、数少ない選択肢を示唆した作品なのではないかと思えて仕方がないのです。あるいは、彼ですら、あの作品については大いなる意思から託宣を受け、その身体と魂を捧げて描いてくれたものなのかもしれません。そのくらい、あの作品は人間たちを描き、そして完結していました。


これから人類たちの物語(ある人やある角度からの見方によっては、何代目かである私たち人類)は終盤に向かっていくでしょう。
週刊少年ジャンプで長い年月多くの人を魅了した作品が最終章に入っているように、あらゆる物語には相応の終わりが用意されているものです。


死と税金から逃れることができないのは、何も私たち個人個人だけのことを指すのではないのだと思います。いずれすべての命たち、形在る者たちにそれぞれの物語の始まりと終わりが見えることでしょう。
そこには残酷さも美しさをも凌駕した、私には想像も及ばないような景色が広がっているのではないかと思います。
みまえることの叶わないであろう景色を思いながら、私はこの文章をただ打っています。

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