訪問介護について
在宅で介護を行うとしたらまずは、訪問介護を考える方が多いかなと思います。(うち使えるのかわからないという方は担当してくれているケアマネに聞いてみるといいですよ)
訪問介護とは。
ではまず、訪問介護ってなんですか?というところになるんですが、訪問介護というのはヘルパーさん(訪問介護職員)が自宅に来てくれて、家事などの生活介助・入浴などの身体介助を行ってくれるサービスになります。
具体的にどういうことを行うかというと……。
・身体介助→食事・排泄・入浴(洗身・洗髪・更衣等)
利用者さんの身体に直接接触して行われるサービスが多いです。
・生活介助→掃除・洗濯・買い物・調理等。
身体介助以外で、利用者が日常生活を送ることを支援するサービスです。
・通院時の乗車・降車等介助
しかしこの訪問介護のサービスにはいくつか注意点があります。
①サービス時間が決まっている
②直接利用者の援助に該当しないサービス(その方の家族の為の家事等)はしない。
③日常生活の範囲を超えるサービス(草むしり・ペットの世話等)はしない。
簡単に言うと、時間内で訪問介護のサービスを受ける本人に関わる所しか、介助はしませんよという事です。
これでもし、家族の事や草むしりなど行っていると、訪問介護職員は何でも屋になってしまいますし、次の所へ行く時間も無くなってしまうので、しっかり決められています。
時間によって金額が決められているので、訪問介護事業所と契約をする際に、よく確認をされるとよいと思います。
時間区分はこんな感じです。
(介護保険の改正などで変更になるかもしれないので、必ず受ける前に確認してくださいね。)
身体介助0:20分未満
身体介助1:20分以上30分未満
身体介助2:30分以上60分未満
身体介助3:60分以上(以降30分増すごとに計算が変わってきます)
生活援助1:20分以上45分未満
生活援助2:45分以上(ここは事業所ごとによって時間配分が違うこともあるようです)
身体介助と生活援助を組み合わせて受けることもできます。
身体介助1+生活援助1:身体介助30分以上60分未満+生活援助20分以上45分未満
など…
時間配分ごとに単位数と呼ばれるカウントが異なり、単位数に応じて料金も変わってくる仕組みです。
対象者は誰?
そして、重要なのは誰が受けられるのかですね。
この訪問介護のサービスを受けられるのは、要介護1~5の認定を受けた65歳以上の第一号被保険者・40~64歳までの第二に被保険者であって、特定疾病などで認定を受けた方になります。
ん?要介護認定の方だけ?要支援は受けられないの?という質問が出てくると思いますが、要支援の方はこの訪問介護サービスは受けられません。
要支援の方は介護予防・日常生活支援総合事業の訪問型サービスを利用することができます。
介護予防・日常生活支援総合事業の訪問型サービスの基本的な事としては、身体介助はないというところです。訪問介護サービスでいう生活介助を行い、身体介助は行わないという感じですね。
訪問介護サービスを受ける時間は事業所によって平日のみだったり、平日+土日祝やってたり夜間も行ってたりと色々です。
どの時間帯に必要なのかを確認して相談されるのが良いかと思います。
一対一のプロ。それが訪問介護員!
訪問介護は、一対一の介護の現場になります。お互いのコミュニケションのとり方次第で、次どれだけ信頼関係を結んでいけるか….。
お互いにわくわくする現場の一つだと思います。
利用される側としては、どうしようどうしようというのが最初はあると思いますが、そこはプロが相手なので、何も気にせずで大丈夫です。
ヘルパーさんは、毎日いろいろな方の自宅へ出かけられています。
その為いろんな方と話す機会もあり、知識も豊富で技術もあります。
そんなプロが来てくれるのですから、安心してサービスを受けてください。
信頼関係が深まると、深い話もすることができるようになります。
あまり家族とは話せないことや自身で悩んでいることなど沢山話すことで、さらに良い関係になりつつ、サービスの見直し・向上させることができたりもします。
ちなみに私が訪問介護をしていて決めていたことは「必ず笑かす」という事です。
全く介護関係ないじゃんと思う方がいるかもしれませんが、笑うことはとても大事な事なんです。
家族同士長い付き合いだと会話も少なくなり、その分笑顔になる時間も減ってきます。それに家族と同居ならまだ良いんですが、独り暮らしだと尚さら笑顔になる時間は減っています。
笑うってことは基本だれか相手がいないと笑えませんよね?
それを私がやるんだという強い意気込みをもって業務に臨んでました!
そうすると、こちらは相手を笑かすという目標をもって業務に臨むので、自然と笑顔が多くなりますし、振る内容ももちろん明るいものになります。
さらにはコミュニケーションが多く取れるんですね!
だって笑かすにはコミュニケーションが必要でしょ?
ちなみにこの笑かすという目標、冗談で笑かすのではなく、普通の話の中で自然に笑かすという、まぁ難しいことを目標にしていました。
もちろんできない日もありましたけど、できたときは「おっしゃー!!」という感じで次の現場へ向かってましたよ。
楽しく介護をするというのは私が働くうえで一番大事にしているものです。
これがないと、相手も楽しくなんてならないし、こちらも業務という形で動くだけになってしまいますからね。
最後に
最後に、訪問介護は楽しい現場です。
サービスを受ける側もサービスをする側も。
自然とコミュニケションが多く取れるようになります。
そして家族以外で信頼できる存在にもなります。
在宅で介護をやるしかないと考えている方は、認定調査が終わり担当のケアマネがついたら是非、相談してみてください。
あなたの力になってくれる存在になるかもしれませんよ。
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