発達障害による日常面の苦しみ11話〜15話(主人公の小学生生活の振り返り 前編)

第11話
 ここで本編に入る前に主人公シモドウゾノの小学生生活の振り返りについて綴っていきます。低学年の頃のシモドウゾノは運動はできない方ではあったが、まだ成長過程でできないことが多かったり、計算の能力が高かったこともあり低学年の頃に劣等感を感じて誰かと話すのに対して引け目を感じるということはなかった。

第12話
 シモドウゾノは近所付き合いも良好だった。家が近くの人たちで集まって帰る下校班というものが小学生にはあると思うが、その人たちとよく一緒にドッジボール、けいどろ、ポケモンのゲームなどもしてみんなでワイワイ楽しんでいた。また兄がサッカーをしていてその友達とも一緒にドラクエやスマブラで対戦するのも日課だった。

第13話
 そして小学校中学年になりクラス替えがあった。そこでシモドウゾノは親友と呼べる人に出会ったのである。その人も発達障害を持っていたが、小学中学年であるその人も当時はもちろんそのことに気づいていなかった。しかし毎朝シモドウゾノとその人は朝早く学校に来ていたメンバーでチャイムが鳴るまで戯れあっていた。

第14話
 中学年の頃もシモドウゾノは親友と呼べる人以外にも多く繋がりがあり、まだ低学年の頃と変わらずに帰りに友達の家に行ってゲームをして遊んでいた。シモドウゾノは性格は今と変わらずとても優しく、この頃から人に対して直接暴言や喧嘩をすることはなく誰とでも仲良くなれる感じの人だった。こういう人は将来的に真面目で完璧主義な部分が出て精神疾患になりやすいタイプでもあるのである。

第15話
 高学年になり、中学年の時の発達障害の親友と新しく絡んでくれる人(定型発達者)を見つけて3人でよくつるんでいることが多かった。高学年になるとある程度の良し悪しが判断できるようになる。そのためクラス内でシモドウゾノと中学年の時の発達障害の親友は問題児扱いされるようになった。

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