発達障害による日常面の苦しみ26話〜30話(本編:中学時代編)

第26話
 発達障害では日常面(勉強以外の生活を送る上での能力面のこと)が著しくできないことが多いので、結局定型発達の人から見下されることになる。行事シーズンでは押し付けによりやらされることもあるのでより苦労に塗れる人生を送ってしまうのだ。

第27話
 さらに相互コミュニケーションが取りにくかったり、自分の意見を伝えるのも苦手なので共同作業が中心となる学園祭では確実に辛い目にあってしまう。シモドウゾノとミギドウゾノもこれによって精神的にもやられてしまうのである。

第28話
 またセリフを話す役以外も、大道具や小道具があり物事を想像するのが苦手な発達障害のASDにはもちろん難しく、また照明や音響のようなものも結局みんなで合図を送ったり、場所を決めたりの打ち合わせもあるので、団体行動もあって難しいので何をやっても大変なのである。なのでセリフ役の方がやらされて良いまであるのだ。

第29話
 ここからは学園祭の体育祭について綴っていく。体育祭と言えば、基本的には運動神経が大事である。それゆえに発達障害を持っているシモドウゾノとミギドウゾノは発達性協調性運動障害の影響により体を柔軟に動かすのが苦手なため体育祭においても大変な目に遭ってしまう。

第30話
 ムカデ競争や騎馬戦、大縄跳びなどが体育祭で思い浮かぶと思うが、それらはクラス対抗で行われ、団体での協調性が問われる。ムカデ競争で言うと足を前に揃えたり、大縄跳びは飛ぶタイミングを揃えたり。こういうことが発達障害は定型発達と動かし方が違うため、苦労してしまうのだ。

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