発達障害による日常面の苦しみ21話〜25話(本編:中学時代編)

第21話
 シモドウゾノは中学二年生の秋頃の学園祭シーズンになり、発達障害の本当の苦しみを味わうことになってしまう、そして発達障害による劣等感から精神疾患も徐々にひどくなっていくこととなる。中学2年生というともうスクールカーストというものが確立されていて、発達障害の人は間違いなく最下層になってしまう。

第22話
 そこで中学2年生のクラス別の2年1組ではシモドウゾノとミギドウゾノが最下層になってしまった。学園祭シーズンになるとあるあるなのが学園祭でやるクラス対抗の演劇がある。それに大変な役を押し付けられやすいことだ。シモドウゾノがセリフの脇役をミギドウゾノがセリフの準主役程度の役を押し付けられてしまったのだ。

第23話
 担任の先生もなんとなくはやらされたことに気づくが、深く関与せずにそのまま決まってしまった。夏休みに集まって劇の練習をしていたが、やはりクラス練習のなかでシモドウゾノとミギドウゾノ二人でセリフを覚えたり練習をすることが居心地が良かったので、フリーの時はよく練習をしていた。

第24話
 シモドウゾノとミギドウゾノ以外のセリフ役の人は定型発達の人だったため、発達障害の二人は浮くことも必然的に多くなってしまった。発達障害の人はこだわりが強いため、偏った見方をすることが多い。その影響で定型発達の人からは変わってる人というイメージをつけられやすいのだ。

第25話
 さらに発達障害の影響により自信が無くなってしまうため声のトーンが低くなってしまったり、語尾が弱めになってしまうこともしばしばある。
それなのに二人ともセリフ役という演劇の役の中では光の部類に入る役を背負わせられる。これが良くある中学の頃のスクールカーストあり気の実体でもある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?