【家族信託】家族信託でかかる料金について
私は5月に行政書士を開業しました。開業といっても副業行政書士としての開業です。取扱い業務にする予定の家族信託に関することを記事にまとめていこうと思ってます。
家族信託でかかる料金は以下の通りです。
1.家族信託コンサルティング費用
2.信託契約書作成費用(専門家に信託契約書を作成してもらう場合)
3.公正証書費用(信託契約書を公正証書化する場合)
4.登録免許税(不動産が信託財産に含まれる場合)
5.信託登記手続き費用(不動産登記を専門家に頼むとき)
6.家族信託監督費用(専門家等に信託契約が適切に実行されているか監督してもらう費用)
1.家族信託コンサルティング費用(専門家に信託内容を相談する費用)
・司法書士など家族信託の専門家に家族信託の内容など相談する際に必要になる料金です。
・信託する財産を決めたり、家族信託全体の設計をする際に必要になる費用です。委託者の思いや誰が受託者になるのか、受託者にはならない家族との話し合いなど、実際の実例や遺留分を侵害していないか税務面、法務面など専門家に頼んで家族信託の全体の設計をお願いする時の料金です。費用の相場は30~50万円くらいです。なお、ご自身で家族信託の内容を考えられる際は不要になります。
2.信託契約書案作成費用(専門家に信託契約書案を相談する費用)
・信託契約書案を作成する費用です。ご自身で家族信託契約書を作成する場合は無料ですが、家族信託は比較的新しい制度で、税務面、法務面、実例などを踏まえて作成する必要がありますので、専門家に任せた方が良いと思います。費用の相場は30~50万円くらいです。なお、ご自身で信託契約案を考えられる際は不要になります。
3.公正証書費用(信託契約書を公正証書化する場合)
・作成した信託契約書を公正証書にするための費用です。家族信託契約書は公正証書にしなくても契約書としては有効です。しかし、金融機関から預金を移したり、法務局から不動産の名義を変更(委託者名義から受託者名義へ変更)するために公正証書にした家族信託契約が必要と言われる場合がありますので公正証書にすることをお勧めします。
費用の相場は3万円~10万円です。
4.登録免許税(不動産が信託財産に含まれる場合)
・不動産の名義変更(委託者名義から受託者名義への変更)は土地は固定資産評価額の0.3%、建物は固定資産評価額の0.4%が必要です。
・例えば、信託財産に自宅があって、以下のような評価額だったとします。
■固定資産評価額 (土地)3000万円、(建物)1000万円
■登録免許税 13万円
(土地)3000万円×0.3%=9万円、(建物)1000万円×0.4%=4万円
5.信託登記手続き費用(不動産登記を専門家に頼むとき)
・不動産の信託登記を専門家に頼むときにも費用がかかります。
費用相場は1件あたり10万円~15万円です。
6.家族信託監督費用(専門家等に信託契約が実行されているか監督してもらう費用)
・家族信託契約を締結して、その委託内容が適切に実行されるのか専門家に見てもらう(監督してもらう)費用です。
・費用相場は信託財産の額によりますが、1万円~2万円/月です。
以上、6つが家族信託契約をする際に必要となる費用になります。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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