完璧主義な自分との付き合い方を見出し、納得の行く選択のために1歩踏み出した、20代後半OLの話
「仕事を通じて、結局自分は何がしたいんだろう?」
「仕事をしている自分に全然自信を持てない。ましてや、自分に市場価値なんてない」
「この仕事に『苦しみがい』はあるんだろうか」
「ずっと今の会社にいて良いのかな」
「そもそも、自分にとって大切にしたいこと・やりたいことって何だっけ?」
そんなことを感じながら働いている人も少なくないのではないかと思う。私もその一人だった。
そんな私が、POSIWILL CAREERでの経験で何に気付き、どう変化したかを書いてみようと思う。
トレーニング前の状況
【自己紹介】
〇年齢:26歳
〇経歴:食品メーカーで間接営業(営業と工場との橋渡し的ポジション)に従事し、新卒5年目。
〇性格:とにかく真面目。責任感は強い方(と言われる)。明るくパワフル。
〇現職での悩み、モヤモヤ:
・仕事の断り方が分からず、パンク寸前まで引き受けてしまう。
・「結局あなたはどうしたいの?」「そんな仕事、自分で断りなさい」と上司や先輩から言われることがしばしばで自信が持てない。
・一生懸命やっているのに、営業と工場の双方から責め立てられることも少なくない。
・そして、現部署の数字を追いかけることで見えるビジョンが自分の中にない。
【POSIWILL CAREER 受講のきっかけ】
現職・現部署で一通りの業務を経験した、4年目の終わり頃のタイミングで、
「このモヤモヤを永遠に抱えたまま仕事し続けるのは嫌だな」
「今は板挟みだけど、直接消費者と関われるようなtoCの仕事に転職してみるのもアリかな」
「でも、ただの現実の裏返しとして、どこか別の場所に行くのはイヤだな」 と色々考えたが、「まずは、自分の心に本気で向きあいたい」と思った。
そんな最中、「キャリアコーチング」というサービスがあることを知り、抱えたモヤモヤと向き合えそう!と思い、POSIWILL CAREERの無料カウンセリングを受けてみることにした。
【無料カウンセリングにて】
無料カウンセリングでは、現職の悩みや、「もしかしたらtoC業界に行きたいかもしれない」という思いを、まとまらないなりにも、一通り吐き出してみた。
その中で、「どうして、そう思うのですか?」という問いを沢山投げかけて頂き、
「現職で経験を積むことで、ありたい姿に近付けるかどうか?が肝になる」
「toCに行きたいというのは、今の板挟み状況の単なる裏返しになっている可能性もある」
ということに気付けて、モヤモヤに少しだけ輪郭が見えたような気がした。
また、POSIWILL CAREERの詳細説明を受けるうち、ベースが心理学の理論等にもしっかりと根付いていることも知り、「コーチングサービスは色々あるけれど、ポジウィルが一番自分の心に深く向き合えそう」と確信し、受講を決めた。
トレーニング期間中~過去・現在・未来について~
【トレーニング中① 過去の振り返り】
私の担当トレーナーは大木綾乃さん。
大木綾乃|POSIWILL(@ayanoki05)さん / Twitter
私の思いに寄り添い、自分で上手く言葉にできないことも、仮説もふくめ言語化して頂きながら、沢山の問いを私に投げかけて下さる方だった。
まず、受講期間開始後に初めて取り組んだのは、幼少期のネガティブ体験を振り返るワークだった。
「将来のことを考えるのに、幼少期を振り返るの??」と思いつつも、初回面談で綾乃さんと対話を重ねたとき、
「尊敬する上司や先輩の一言にかなり強い影響を受けてしまうのは、親御さんを絶対視してきた幼少期も影響しているかもしれません」という言葉がぐさりと刺さっていた。
なので、「もしかしたら、幼少期の経験が今の自分に大きな影響を与えているかもしれない」と思い、15年以上前の記憶を呼び起こしてみた所、下記のようなエピソードがいくつもあった。
〇「親の言っていることは正しいし、言い返した所で痛い目を見るだけでデメリットしかないので、怒られても反抗せずに黙っていよう」と自分の声を押し殺してきたこと
〇「もめごとは、どちらが100点であれば基本的には起きない」「自分の言動に責任感を持ちなさい」と繰り返し親から言われたきたこと
こうした幼少期の経験が影響し、「完璧主義で100点に執着し、相手の方が悪くても、自分に少しでも落ち度があると、すぐに自分が悪いと責め立ててしまう」思考のクセがあると気付いた。
「頑張り屋」「責任感の強い人」という見方もできるかもしれないが、行き過ぎると危険な思考のクセであるのは間違いないので、上手くコントロールできるようになりたい、と心から思った。
現職で自信がなかったのも、完璧主義で周りの目を気にするあまり、時に自分で納得いかないことに蓋をしていたのが悪影響したのかもしれない、と気付けた。
【トレーニング中② 今の仕事の振り返り】
トレーニングの半ば以降は、いよいよ現在のキャリアについて考えるワークに突入。
「自分にスキルなんてない」「自分の仕事に自信が持てない」と思っていたが、現職の経験を具体的に整理する中で、自分なりに考えて主体的に動き、それが良い結果に起因したケースも複数あったことに気付けた。
「根拠のない自信のなさ」が染みついていたが、頑張ってきたことを整理すると、以下の強みやスキルがあることが分かり、自分に少し自信を持てるようになった。
・未知の状況でも自分にできることを考え行動する力
・自分で考えた上で、知見ある人を巻き込む力
・相手の言葉だけでなく、その意図まで考えることで、本質的な課題を見抜く力
・嘘のない自然体なコミュニケーション力
【トレーニング中③ これからのキャリアについて】
そして、これからのキャリアについても、「今後どんな仕事をしてみたいか?それはなぜか?」という対話を綾乃さんと繰り返した。
そのうちに、「もしかすると、モノだけに限らない『体験価値』を届けたいんじゃないですか?」という言葉がぐっさりと刺さった。
これまでは「直接消費者と関われるポジションで販売をしたい」とも思っていたが、本質はそこではなく、「商品を買ってくださる方に寄り添い、単にモノを届けるだけでなく、モノを通じて心から喜んで頂く『コト』まで届けたい」のかもしれないと、気付くことができた。
思えば、私の人生最大のポジティブ体験は、大学卒業直前に、第1回目のサークル合宿を開催したことだった。
そのときは「お世話になった人に、楽しい時間を過ごしてもらいたい!」という強いモチベーションで、卒業旅行にパソコンを持ち込んで作業しても全く苦にならなかった程、熱中した。
そう思うと、「体験価値を届けたい」というモチベーションは、キャリアを歩む前から既に自分の中にあったことに、綾乃さんに言われずとも自ら気付けた。
では果たして、「具体的にどこで、どんな体験価値を届けたいのか?」 ここを考えることにとにかく苦労した。(トレーニング終了直後の今も、模索中である。)
ただ、体験価値を届けられそうな企業について具体的に調べることで、
「この企業のフィロソフィーにはすごく心打たれる」
「この業務内容に強く惹かれる」
「あの業務内容にはそこまで自分の心が動かない」
という小さな気付き1つ1つに対し、「なぜそう思うのか?」を考えることこそ、自分にとって何が大切なのかを意識化・具現化・言語化するにあたり大きなヒントになると気付いた。
例えば、煌びやか過ぎる事業に心惹かれない自分に気付く⇒衣食住全てにおいて、着飾ったものより自然でシンプルな物が好き⇒内面的にも、これまで気取らず自然体であることを大切にしてきた⇒自分にとっては「自然体でシンプルであること」が超重要であることに気付く、といった具合である。
そして、やはり女性として考えてしまうのは「ライフイベント」との兼ね合い。
仮に将来子供を持つことを想定すると、子供のために働きやすさを優先し 「"自分のやりたい仕事に打ち込む"なんて二の次にすべき」だと思っていた。
でも、「私はただ安定的にお給料がもらえればOKなのではなく、仕事を充実させ、仕事に打ち込みたいんだと思います」という話をしたところ、
「それって、何かダメなことなのでしょうか?」という綾乃さんからの問いがズシンと響いた。
「ライフイベントを踏まえたキャリア」というのを考えるとき、ありたい姿ではなく「女性として、母としてあるべき姿」を、ついつい考えてしまっていたことに気付いた。
「ありたい姿に進むことは、とても素敵だと思いますよ!」と、綾乃さんに全肯定頂いたことで、あるべき姿ではなく、ありたい姿に舵を切って良いんだ!!と思えるようになった。
また、今後進む道について悩む中で、「パーフェクトな答えはおそらくないです。」という綾乃さんの言葉が印象に残っている。
これまでは、完璧主義な思考のクセが影響し、「どこかにパーフェクトな答えがあり、コーチングを受ければそれを見つけられる」とも考えていた。
しかし、結局は自分の心と真摯に向き合い、「何をとって、何を捨てるのかを自分で選ぶ」「選んだ道を、自分で正解にしていけるよう行動する」しかないのだと、気付けた。
私は、POSIWILL CAREERを受講したことで、「ありたい姿に進む道は、自分で考えて自分で選び、行動するしかない」という覚悟を決めることができた。
トレーニングを受けての成長
まとめると、私はPOSIWIL CAREERを通じて、以下の気付きや内省力を得たと思う。
★過去・現在について
①自分の無意識領域を、能動的に意識化・言語化できるようになった。
(無意識に大切にしていたこと、無意識な思考のクセなど)
②現職での自分の状況(⊕これまで頑張ってきたこと、⊖思考のクセで自分を追い詰めたこと)を 俯瞰できたことで、自信・自己肯定感が上がった
☆これからについて
①ありたい姿(×あるべき姿)を、自分の言葉でイメージできるようになった
②小さな気付きから、過去の類似体験まで繋げて考えられるようになり、
自分にとって大切なことは何か?を自分で考えられるようになった。
③あると思っていたパーフェクトな答えは、ない!と気付いた。
自分が進みたい答えは誰かが教えてくれるものでは決してなく、 自分の心に真摯に向き合い、(とるべきリスクも踏まえ)何が大切なのか選択する他ない、と気付けた。
POSIWIL CAREERは、受講者と本気で伴走してくれるサービスであるが、「あなたの進むべき道はこっちですよ」と、目先のことを直接的に教えてくれるサービスかというと、それは少し違うようにも感じる。
それは、結局は自分の内にある物からしか答えは出てこないからで、「受講者自身の中にあるもの」に本質的に向き合うプログラムだからこそだと思う。
ただ、このサービスに全力に向き合えば、自分の気付きや無意識領域について、自力で具体化・言語化ほどに内省力を上げることができると思う。
単に目先のキャリア選択を教えてほしい、というより「中長期を見据え、ありたい姿への進み方を、自分の力で考えられるようになりたい」人には、心からオススメできるサービスである。
私自身、トレーニング終了したばかりの現時点で、次に歩むキャリアが確定した訳ではない。
でも、思考のクセをコントロールしながら現職に取り組む・他の会社の話を聞きに行くなど、行動し、得た気付きとも向き合い始めている。これには、トレーニングで格段に上げた内省力が大変活きていると日々感じている。
行動する前にモヤモヤと悩んでいた、トレーニング前の自分と比べて大きな一歩を踏み出せた。
自分が何を選び、どんな価値を届けたいかを考え、これからの道を拓いていきたい。
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